
外資系コンサル企業の年収ランキング!4種の役職別の仕事内容を紹介
「外資系のコンサル企業の年収ってどのくらいなの?」
「役職別の仕事内容は何があるの?」
就活を始めた人の中にはコンサル業界に興味を抱いている人も多いのではないでしょうか。
実は同じ外資系のコンサル企業でも、役職によって年収や仕事内容が異なるんです!
今回は、外資系コンサル企業の年収ランキングや役職別の年収、役職ごとの業務内容について紹介します。
この記事を読んで、コンサル業界について理解を深め、しっかりと対策して選考を突破しましょう!
なお、コンサルの総合評価ランキングや選考対策に関して以下の記事にまとめているので、あわせてご覧ください。
目次
1.外資系コンサル年収ランキング
上記の表はインセンティブを加味した平均年収のランキングです。
外資系のコンサル企業の年収ランキング上位3社は、「マッキンゼー・アンド・カンパニー」「ボストンコンサルティンググループ」「ベイン・アンド・カンパニー」でした。
最初の役職(若手1~3年目)のベース給はマッキンゼー・アンド・カンパニーが年収約650万円、他2社が約600万円なのですが、インセンティブを加味すると約800万円で並びます。
また、次の役職のベース給は、マッキンゼー・アンド・カンパニーとボストンコンサルティンググループが約1,200万円で、ベイン・アンド・カンパニーが約1,000万円に昇給します。
どの企業も平均昇給年数は2~3年なので、インセンティブを加味すると30歳になるころには年間で約1,500万円もの収入を得ることが可能です。
この3社に次に、「アーサー・D・リトル・ジャパン」「プライスウォーターハウスクーバーズ」が約600万円で続いている状況です。
アーサー・D・リトル・ジャパンは平均2~3年で昇給できるのに対して、プライスウォーターハウスクーバーズは昇給に平均3年かかっているので、昇進スピードで考えると前者のアーサー・D・リトル・ジャパンの方が良いでしょう。
2.3つの外資系コンサル業界の役職別年収
外資系のコンサル企業でも、カテゴリーや役職によって年収は異なります。
ここで、紹介するコンサル業界は以下の3つです。
- 戦略・経営コンサル
- 総合・ITコンサル
- 財務・税務コンサル
紹介する内容を見て、外資系コンサル企業の種類を把握しておきましょう!
(1)戦略・経営コンサル
戦略・経営コンサルの役職別年収は上記の表の通りです。
大卒の新入社員の場合は、一般的にアナリストからスタートし順に昇格していきます。
それでも、初年度から500万円の収入を得られますし、数年で1,000万円に近い年収を得られる可能性が高いです。
戦略・経営コンサルでは、主に企業のオペレーション業務改善や新規事業立案など企業を運営していく上で重要な部分に触れていきます。
また、企業の戦略や経営施策を提案するだけでなく、現場に介入し実行支援をする企業も増加しています。
もし、課題を見つけ問題解決のために戦略を立てたり、実行したりすることが好きな人は向いている職業と言えるでしょう。
(2)総合・ITコンサル
総合・ITコンサルの年収は、戦略・経営コンサルに比べて全体的に低い傾向があります。
大卒新入社員の初年度の年収は500万円ですが、昇格するほど年収に差が生まれる可能性が高いです。
ただし、総合系のコンサルの場合は人事やM&A、IT分野などさまざまなカテゴリーで業務を行えるので、幅広いスキルを身につけることができます。
戦略・経営コンサルに比べると年収面では劣りますが、次のキャリアステップにつながる可能性が高いでしょう。
仮に転職を視野を入れた状態で外資系のコンサル企業に就職するのであれば、転職時の選択肢が広がりやすい総合系のコンサル企業がおすすめです。
(3)財務・税務コンサル
財務・税務コンサルは、財務諸表の分析の指導や資金繰りの改善提案などお金にまつわる専門的なアドバイスをする仕事なので、一般企業よりも年収は高めです。
年収の傾向を見ると、20代から30代前半にかけてはなかなか年収は伸びないですが、マネジャークラスに昇格できれば1,000万円以上の収入を得られます。
戦略・経営や総合・ITコンサルに比べると物足りなく感じるかもしれませんが、税理士の資格を取得し経験を積めば将来独立の道も考えられるでしょう。
いずれ起業を考えている人は、財務・税務コンサル企業でシニアマネジャーやパートナーを目指してみるのも良いのではないでしょうか。
3.役職別の仕事内容4選
ここでは、役職ごとの仕事内容について紹介します。
紹介する役職は以下の4つです。
- アナリスト
- アソシエイト・コンサルタント
- プロジェクトマネジャー
- パートナー
今回紹介する内容をチェックして、自分が働いているイメージができるようになりましょう!
(1)アナリスト
新入社員がまず任せられるポジションがアナリストです。
主に、情報収集や分析、資料作成を行います。
たとえば、ミーティングの議事録の作成をしたり、クライアントへのインタビューや端末、資料を用いて、先輩から指示を受けたことについて調べたりします。
最新の情報に触れる機会が多いので、ミーティングでは積極的な発言を求められることが多いです。
一般的には2~4年経てばコンサルタントにステップアップすることが多く、7~9割の人は昇格しています。
(2)アソシエイト・コンサルタント
コンサルタントでは、プロジェクトの作業業務を担当することが多いです。
一般的には、企業の課題を見つけ、解決するための仮説を立てた後に検証作業を行います。
進捗ごとにミーティングやマネジャーとの議論を行い、仮説の修正をしながら問題解決を目指すので、プロジェクトの中心と言っても良いポジションです。
ちなみに、マネジャーには平均では3~4年で昇進すると言われていますが、誰でも簡単に昇進できるわけではありません。
コンサルタントとしての経験を積んで、交渉をスムーズに進めるための折衝力やマネジメント力を身につける必要があります。
受動的に作業を行うのではなく、先輩からアドバイスを受けたり手本となる人の仕事ぶりを研究したりして、自発的にセルフマネジメント能力や折衝力を鍛えましょう。
(3)プロジェクトマネジャー
マネジャーの主な仕事はプロジェクトの管理です。
プロジェクトがスタートすると、大まかな方針を立てメンバーの能力や経験をもとに役割を振り分けます。
そして、メンバーと議論を繰り返して進捗状況を把握し、状況に応じて業務の割り振りを変更したり作業に参加したりして、プロジェクトを進めることが主な業務です。
また、クライアントとの接触が一番多いのもマネジャーで、プロジェクトの中間・最終報告会に向けて意見を交換したり、黒字化のための予算管理をしたりします。
クライアントの黒字化や設定された金額の粗利を出すことが自分の評価となるので、アナリストやコンサルタントに比べるとよりハードな役職です。
予算管理など業務の幅が広がりプロジェクト進行の責任が発生しますが、プロジェクトが成功したときの達成感は他の役職では体験できないほど大きいでしょう。
マネジャーはコンサルの役職の中でも、やりがいを持って働くことができる業務と言えます。
(4)パートナー
パートナーはコンサル企業の共同経営者の立ち位置なので、より責任が大きくなり結果が求められます。
顧客の開拓やプロジェクトの営業を行うことが大きな仕事です。
一般的には、プロジェクトの受注を目的にセミナーの開催や書籍出版、個人的なパイプラインでクライアントに営業を行います。
また、成長戦略や他企業とのやり取りなど経営そのものに携わることも多いです。
パートナーになれる人はごくわずかですが、報酬が売上げに直結するので、向上心のある人はパートナーを目指して日々精進していきましょう!
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4.まとめ
外資系企業は役職や業種によって年収に差はありますが、全体的に年収は高めです。
専門的な知識を求められることはありますが、入社した後から身につけられるものなので、物怖じする必要はありません。
業務内容も役職によって異なるので、気になっているコンサル企業があれば役職のチェックをしておくことをおすすめします。
今回紹介した年収や業務内容を参考に、就活のモチベーションを高めていきましょう!
なお、以下の記事でマッキンゼー・アンド・カンパニーやアーサー・D・リトル・ジャパンの内定者インタビューをまとめているので、あわせてご覧ください。