
5社徹底比較!総合コンサルタントとは?仕事内容や年収、特徴を解説
「総合コンサルタントって具体的にどんな仕事をするの?」
「総合コンサル系会社がいろいろあるけど、どう違うんだろう?」
「有名な総合コンサル系会社の特徴を知りたい!」
このように、疑問がある人もいるのではないでしょうか?
総合コンサルタントはコンサル範囲が広く、さまざまなことに挑戦のできる、とてもやりがいのある仕事です。
この記事では、総合コンサルタントの仕事内容や特徴、さらには有名総合コンサル会社数社の特徴や年収を、各社比較しながら紹介します。
この記事を読めば、総合コンサルタントについて理解が深まり
目次
総合コンサルタントの特徴

総合コンサルタントは、その名の通り、幅広い範囲のコンサルティングを行います。
ここでは、総合コンサルタントの特徴について、以下の4つを紹介します。
- 総合コンサルタントの業務領域
- 戦略コンサルタントとの違い
- 案件規模が大きい
- 年収やワークライフバランス
順に説明します。
1.総合コンサルタントの業務領域
総合コンサルタントは、全社・事業別・機能別といった非常に幅広い領域を支援対象としています。
経営理念やビジョンといったビジネスの上流を支援することもあれば、具体的な経営戦略・各部門の細かな業務戦略の策定から実行までをサポートをすることもあります。
また、次に紹介する「戦略コンサルタント」は戦略支援・提案を行います。しかし、総合コンサルタントは会社全体の戦略の提案だけで終わることはあまり多くありません。
具体的には、業種別にチームを組み、それぞれのチームが協力しながら大きな課題解決を目指します。
2.戦略コンサルタントとの違い
総合コンサルタントは、企業の課題解決に対して上流から下流まで幅広く、戦略コンサルタントは総合コンサルタントよりも経営のトップに関わる部分を行う、というイメージです。
総合コンサルタントは人事戦略、M&A、ITを中心にシステム導入など多岐にわたるコンサルティングを一気通貫で行う場合が多いです。
一方で、戦略コンサルタントは企業の全社戦略や、M&Aにおける事業統合のサポート、海外新規参入戦略など、企業経営のトップレベルに関わる問題解決を行います。
また、総合コンサルタント会社の中には、アクセンチュアの戦略部門やPwCのStrategy&のように、総合系ファームの中に戦略部門も存在するなど、戦略系も強化している会社もあります。
3.案件の規模が大きい
総合コンサルタントのクライアントは大企業であることが多いため、数百億円規模の予算や千人近くのコンサルタントが投入される大規模プロジェクトになります。
たとえば、長期戦略の立案からスタートし、そのための組織改革、各部門の新システム考案、さらにはその導入や活用支援まで、戦略立案という上位工程から、アウトソーシングという下流工程までをトータルで支援するケースが多いです。
そのため、1つの案件に対して多くの予算や人員が必要となり、大規模なプロジェクトとなります。
4.年収やワークライフバランス
総合コンサルタントの年収やワークライフバランスを一言でいうと、「高収入・激務だが、暇な時期もある」です。
総合コンサルタントはプロジェクト単位で仕事を行います。
そのため、プロジェクトに任命されていない時期は自然と暇となり、定時退社はおろか、午前中で退社なんて日もあります。
プロジェクト期間は激務なことが多く、元々高めのベース給に残業代が付くため、高収入になります。
【徹底解説】総合コンサル5社

総合コンサルティングファームには、多くの会社があり、そのそれぞれが他にはない特徴を持っています。
ここでは、有名総合コンサル会社5社を特徴と年収の観点から比較・紹介します。
1.デロイトトーマツグループ

#1:特徴
デロイトトーマツグループは、人を育てる社風があると言われており、厳しい中でもコンサルタントとして一人前になるまで社内でしっかり面倒を見るという考え方が浸透しているのが特徴です。
そのため、採用の段階においても「一人前のコンサルタントに成長できる素質を持っているかどうか」を基本的な選考の視点としています。
プロジェクトにおいては実行支援まで含めたプロジェクトが多く、昔から業務改革コンサルに強く、案件の割合としてはどちらかというと戦略系よりも業務系が多い傾向にあります。
#2:年収
デロイトトーマツグループの平均年収は1,100万円/平均年齢31歳と言われています。
また、初任給は600万円弱と初年度から全国平均の約1.5倍の年収となり、かなり高いのが特徴です。
ただ、コンサル業界は実力主義の世界であるため、成績次第ではボーナスが増え、どんどん年収をあげることもできます。
2.PwCコンサルティング

#1:特徴
PwCコンサルティングは、157ヶ国743都市、236,000以上の人員を擁するPwCグループの一員です。
日本においてはPwC Japanグループとして約5,500人(PwCコンサルティング合同会社:約1,800人)以上が在籍しています。
グループ内には、様々な領域の法人があり、各領域の綿密な連携の元でのトータルサービスと、非常に大きなグローバルネットワークが一番の強みです。
#2:年収
PwCの平均年収は900万円/平均年齢31歳と言われています。
給与制度の特徴としては、基本給に年1回の賞与が付きます。
3.KPMGコンサルティング

#1:特徴
KPMGコンサルティングは設立が2014年と比較的新しい会社です。
企業の成長や事業モデルの変革をサポートする「マネジメントコンサルティング」、企業の成長をより確実で持続可能なものにする「リスクコンサルティング」に特化した、プロフェッショナル集団であるのが特徴です。
また、BIG4の中では官公庁向けのプロジェクトが多いのも特徴です。
#2:年収
KPMGの平均年収は約900万~1,000万くらいとされています。
KPMGはBIG4の中でも年収が低い方です。
4.アビームコンサルティング

#1:特徴
アビームコンサルティングは「日本発・アジア発のNo.1グローバルコンサルティングファーム」を目指しており、戦略・BPR・システム実装・アウトソーシングなど一貫したサービスを主に日系企業を相手に提供しています。
日系企業の海外進出支援などのグローバル案件も多く、海外での活躍のチャンスが多いのも特徴です。
#2:年収
平均年収は、約800万~900万とされています。
BIG4やアクセンチュアと比較すると少し年収水準が低いです。
5.シグマクシス

#1:特徴
シグマクシスは、報酬形態が成果報酬型であることが特徴です。
そのため、顧客企業の成果が出るまで徹底的にコミットをする姿勢がシグマクシスのコンサルタントには浸透しています。
#2:特徴
シグマクシスの年収の平均は、1,082万円とされています。
比較的高いのが特徴です。
総合コンサルタントに求められる3つの資質

ここまで総合コンサルタントがどのようなものか紹介してきました。
ここでは、実際に総合コンサルタントに求められる資質を3つ紹介します。
- 対人関係能力
- 論理的思考力
- 知的好奇心の強さ
順に説明します。
1.対人関係能力
コンサルタントに必要な資質1つ目は、対人関係能力です。
コンサルタントは、クライアントに対して仕事を行うクライアントワーク。成果物をただ収めると言ったものではなく、クライアントと信頼関係を構築する必要があります。
例えば、コンサルタントはクライアントにレポートを提出しますが、その際のプレゼンやクライアントの期待値コントロールを上手に行う必要があります。
コンサルタントとして活躍するなら対人関係能力が必要です。
2.論理的思考力
コンサルタントには、論理的思考力も必要です。
問題や課題を解決していくには、原因と結果の因果関係などを論理的に筋道立てて考えなければなりません。
論理的に考えることで、一見複雑な問題でもすっきりと整理し、必要な対策を行うことができます。
論理的思考力はコンサルタントになくてはならないでしょう。
論理的思考力については以下の記事で詳しく説明しているので、あわせてご覧ください。
3.知的好奇心の強さ
コンサルタントには、知的好奇心も求められる資質の一つです。
総合コンサルタントはカバー範囲が広く、さまざまな領域に関わるため、プロジェクトごとに新しい知識を身に付ける必要があります。
総合コンサルタントは幅広い業務をこなすので、知的好奇心をもとに成長を続けていく必要があります。
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まとめ
この記事では、総合コンサルタントの特徴や有名企業の比較、求められる資質について紹介しました。
総合コンサルタントは幅広い業務内容と高い年収が魅力ですので、さまざまな体験をしたい人にはとてもおすすめです。
他のコンサルファームにも興味が沸いた、という方はこちらの記事も合わせて活用ください。