
外資系金融企業5種類解説!1000万超えの投資銀行・外資保険各社の年収
「就活で金融の仕事に興味がある」
「外資系で金融の企業にはどのようなものがあるんだろう?」
このように、就活で外資系の金融企業に興味をお持ちの方もいるはずです。
外資系の金融企業と言っても、種類は実に様々です。
この記事では、外資系の金融企業の種類、収入の目安、就活生が気になるQ&Aなどについて解説します。
最後まで記事を読めば、外資系の金融企業についての理解が深められるので、ぜひこの機会に学んでいきましょう。
目次
1.外資系金融の種類5つ
外資系金融とは、外国法人や外国人による出資が一定以上である、金融企業を指します。
どれほど出資すれば外資系企業にあたるかは明確でないですが、経済産業省の「外資系企業動向調査」によれば、3分の1以上の資本が外資である企業が調査対象です。
外資系金融には以下のような業態があります。
●銀行・証券
●クレジットカード
●生命保険
●損害保険
●投資ファンド
それぞれについて見ていきましょう。
(1)銀行・証券
外資系の銀行というと一般的には「投資銀行」を指します。
投資銀行は預金や貸出の業務を行うわけではなく、株式や債券発行による資金調達のサポートを企業に行っています。
そして証券会社の主な業務は、個人を対象とした株式売買の仲介業務です。
外資系の銀行・証券会社の代表的な企業は以下の3つです。
また投資銀行は勤務が長時間になりがちなので、体力に自信がある方におすすめです。
外銀に興味がある方は単独の記事もあるので参考にしてください。
(2)クレジットカード
外資系クレジットカード会社の主な業務は以下の通りです。
- カード発行のための営業活動(イシュアー業務)
- サービスや加盟店の展開活動(アクワイアラー業務)
- 不正利用や犯罪の防止(セキュリティー業務)
ご覧の通り、クレジットカード会社の業務は多岐に渡ります。
クレジットカード会社は顧客を増やして収益を上げているので、ノルマが課されることも珍しくありません。
外資系のクレジットカード会社には、主に以下の3つの企業があります。
外資系企業ではあるものの、どちらも日本風土の雰囲気の中で働ける職場です
クレジットカード会社は、結果のために黙々と努力し続けられる方におすすめです。
(3)生命保険
生命保険は入院や介護、死亡時に備えるための保険です。
業務内容は営業や保険商品を販売する仕事がメインです。
ただ外資系の保険商品はオーダーメイド形式なので、顧客に合った商品を選んで営業するのが、日系の場合に比べて難しいです。
外資系の生命保険会社には、主に以下の3つの企業があります。
生命保険会社の仕事は営業が中心なので、コミュニケーション能力がある方におすすめです。
(4)損害保険
生命保険が「人」に関する保険であるのに対し、損害保険は車などの「モノ」に対する保険と言えます。
しかし損害保険も生命保険と同様、営業や販売の業務がメインです。
ただ外資系の損保会社は、対面ではなく通販型(やり取りがインターネットや電話)の会社もあり、日系企業と営業の方法が異なります。
外資系の損害保険会社には、主に以下の3つの企業があります。
損害保険会社の仕事も営業が中心なので、コミュニケーション能力がある方におすすめです。
(5)投資ファンド
投資ファンドの主な仕事は、投資家の資金の運用計画を立て、運用を実施することです。
担当している案件の成果次第でインセンティブが変化するので、実力次第で年収を伸ばせる業界です。
外資系の投資ファンド会社には、主に以下の3つの企業があります。
運用を成功させるためにも、政治や経済などの最新情報を仕入れ続ける必要があるので、日頃から学習意欲がある方に向いています。
2.外資系金融の収入
外資系金融企業といっても、収入の多さは仕事の種類や各企業によって大きく異なります。
したがって「外資系金融企業」とひとくくりで考えるのではなく、各業界や企業に着目して年収を調べることが重要です。
今回は業界ごとに、各企業の新卒の年収をランキング形式で紹介します。
就職の難易度や仕事に見合った収入がもらえるのか、チェックしていきましょう。
(1)銀行・証券
外資系金融企業の中でも、銀行・証券業界は高収入の傾向にあります。
ゴールドマン・サックス、メリルリンチ、JPモルガンは外資系銀行の中でも大手ですが、年収は安定して高いです。
(2)クレジットカード
外資系のクレジットカード会社は、新卒の平均年収よりはやや高めです。
営業での成果次第ではインセンティブが付与され、収入をより増やすことも可能なので、実力がある人にとっては稼ぎやすい業界です。
(3)生命保険
生命保険会社は、総合職(基幹職)の収入が高い傾向にあります。
福利厚生や待遇も充実しており、働きやすい環境も整っています。
(4)損害保険
損害保険会社においては、新卒のうちは収入に大きな差はありません。
ただし企業によっては勤務年数が長くなるほど、大手の間でも差が大きく開いてくるので気をつけましょう。
(5)投資ファンド
投資ファンド会社は新卒の年収を公開しておりませんでしたので、在籍3年未満の社員の年収を記載します。
ブラックストーン・グループ・ジャパンはどの社員の年収も不明でしたが、他の2社と比べて大差はないと考えて大丈夫です。
ちなみに、ブラックストーンアメリカ本社の年収はアナリストで約1200万円です。
投資ファンド会社の年収は、同年代の方と比べても高めの傾向にあります。
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3.外資系金融にエントリーするにあたっての疑問3つ
ここまで外資系金融の特徴を見てきましたが、エントリーにあたり不安や疑問を感じている方もいるかもしれません。
ここからは、外資系金融を志望する方が疑問に感じやすい、以下の3点について解説します。
- 英語力は必要か?
- 金融・ファイナンスの知識は必要か?
- 学歴フィルターはあるか?
(1)英語力は必要か?
外資系金融にエントリーする人のTOEICの平均スコアは、およそ870点です。
したがって外資系金融を受けるにあたり、英語力があるのは理想的です。
しかし必ずしも求められるわけではなく、英語力の重要度は受ける部門によって異なります。
中でも英語力の有無が重要になるのが、マーケット部門とバックオフィス部門です。
マーケット部門とバックオフィス部門の主な業務内容は以下の通りです。
- マーケット部門…金融商品の取引(株式や債券など)
- バックオフィス部門…事務全般(総務・経理・人事など)
どちらの部門も英語でのコミュニケーションが頻繁に求められます。
どのような部門でも仕事ができるよう、英語力も身につけておきましょう。
(2)金融・ファイナンスの知識は必要か?
もし金融・ファイナンスの知識がないとしても、必ずしも選考で落とされるとは限りません。
もちろん英語力と同様、十分な知識を持っているのが一番です。
しかし外資系金融の選考では面接・ジョブに必要な程度の知識があれば問題ありません。
金融・ファイナンスの知識は、内定後にみっちり勉強するので、就活の段階では最低限の知識さえあれば大丈夫です。
(3)学歴フィルターはあるか?
「外資系金融=高学歴の人が受かりやすい」というイメージがありますが、実は学歴フィルターをかけているとは必ずしも限りません。
学歴フィルターがあるように見えるのは、難易度の高いwebテストを合格できた学生は高学歴が多いためです。
学歴フィルターがないとはいえ、内定者は高学歴ばかりなのはそういった理由です。
内定をもらうのに重要なのはwebテストの結果や面接、ジョブでの振る舞いなので、それらの対策をしっかりとしておきましょう。
4.まとめ
今回は外資系の金融企業の種類や収入、疑問点について解説しました。
外資系金融のイメージがかなり漠然だった人も、どのような業界なのかが見えてきたのではないでしょうか。
自分がどのような仕事をしたいのかを明確にするためにも、興味のある業界について詳しく知ることは重要です。
時間があるうちに、業界研究をどんどん進めていってくださいね。