
日系・外資の投資銀行ランキング!年収・リーグテーブル・総合評価ごとに紹介
「日系と外資の投資銀行のランキングはどうなってるの?」
「投資銀行に行きたいけどどこが良いのかわからない」
「投資銀行と年収はどれくらいなんだろう?」
投資銀行に対して、このように疑問に思ってる人もいるかもしれません。
実は銀行という名前はついていますが、想像している銀行とは全く違う業務を行なっています。
証券会社が比較的近いですがこれもまた少し異なり、就職先に投資銀行を志望するなら違いを早期に理解しておく必要があります。
そこでこの記事では、日系と外資を合わせた投資銀行のランキングと業務内容、内定に向けての対策について紹介します。
本記事を読めば、投資銀行の概要やランキングがわかり、内定獲得のためにやることが明確になりますよ。
目次
【項目別】投資銀行ランキング
まずは、投資銀行にはどのような会社があるのでしょうか。
年収・リーグテーブル・総合評価の3つの観点からランキングを紹介します。
日系と外資の両方の投資銀行を紹介しているので、就職したい会社を選ぶ参考にしてみてください。
1.年収ランキング
まずは、年収によるランキングです。
日系企業に関しては「MONEY TIMES」、外資系企業に関しては「エンワールド」の記事を参考にしました。
平均年収の多い順に日系・外資を1つのランキングにまとめているので、参考にしてみてください。
2.リーグテーブルランキング
証券会社を見るうえでもっとも有名なランキングは、トムソン・ロイター社が発表しているリーグテーブルです。
プロダクトごとに、2018年1Qの上位の5社のランキングを紹介します。
#1:M&A(日本・公表案件ベース、金額ベース)
M&Aにおけるリーグテーブルを、5位まで順に紹介します。
M&Aとは、複数の企業を一つの企業に統合したり(合併)、ある企業が他の企業の株式や事業を買い取る(買収)することです。
2018年1Qでは大型案件がいくつかあったなか、いずれの案件にもアドバイザーとして名を連ねていたゴールドマン・サックスが、金額ベースのランキングでは上位にきています。
就職してM&Aを行いたいと考えているのであれば、このようなランキングを参考に企業研究を進めると良いでしょう。
#2:債券資本市場(日本・円債総合・取引金額ベース)
債券資本市場におけるランキングを、取引金額ベースで5位まで順に紹介します。
債券資本市場とは、会社等が事業に必要な資金を借り入れるため発行する有価証券の取引を行う市場のことです。
債券のランキングは、やはり日系の金融機関が上位に入っているのが特徴。これは日系企業の資金調達の方法が、株式による調達より負債による調達が多いためです。
みずほフィナンシャルグループや野村證券といった、誰もが知っている企業が上位にきています。
#3:株式資本市場(日本・取引金額ベース)
株式資本市場におけるランキングを、取引金額ベースで5位まで順に紹介します。
株式資本市場とは、金融市場のうち株式による企業の設備資金や長期運転資金などの取引が行われる市場のこと。
主に株式の売買(ブローカー業務)を行なっており、ゴールドマン・サックスや野村證券などが上位にきています。
株式資本市場における大きな仕事をやりたいと考えている人には魅力的です。
3.総合評価ランキング
投資銀行における総合評価ランキングは以下の通りです。
これは、open workが出している働きがいのある会社をまとめた、総合評価ランキングで、以下の項目を点数化したランキングです。
- 待遇面の満足度
- 社員の士気
- 風通しの良さ
- 社員の相互尊重
- 20代の成長環境
- 人材の長期育成
- 法令遵守意識
- 人事評価の適正感
注目すべきなのは外資系の会社が多くなっている点です。
投資銀行では、日系企業よりも少数精鋭で大型案件の多い外資系企業のほうが、社員の満足度が高いようです。
会社選びの参考にしてください。
投資銀行と証券会社と銀行の違い
ここまで投資銀行のランキングを紹介しました。
投資銀行は、証券会社や銀行とはどのように違うのでしょうか。
ここからはそれぞれの違いを説明します。
1.投資銀行とは
投資銀行とは、企業の資金調達サポートやM&Aを行う際のアドバイス業務を行う金融サービスです。
銀行という名前がついていますが、銀行とは違います。
企業が資金調達する際の証券を買い取って投資家に販売や、他の会社を買収・合併を行い、事業成長を加速させていきたいという会社にアドバイスをします。
証券に最適な値付けをして上手に販売していくためには、知識や技術、ノウハウが必要。それらを持っているのが投資銀行なのです。
2.証券会社との違い
証券会社と投資銀行の大きな違いは、市場と取引相手の違いです。
証券会社は、投資家同士が証券の売買を行う際の仲介業務を行なっていますが、投資銀行は主に、資金調達を行う会社の証券を自社で引き受けてそれを販売しています。
日系投資銀行として上がる会社の多くは証券会社なので混同しやすいですが、厳密には違う機能を担っているものになります。
3.銀行との違い
投資銀行と銀行の違いは、個人や会社に融資を行うかどうかという点です。
投資銀行は資金調達の際のアドバイスやサポート業務を行うのに対し、銀行は預金を企業や個人に融資することで金利を得ています。
「銀行」という名前がついているので混同しやすいですが、全く異なった役割を持っているものになります。
投資銀行の業務内容
ここまで投資銀行と証券会社・銀行の違いについて紹介しました。
では、投資銀行の業務内容とはどのようなものなのでしょうか。
大きく4つに分けることができます。
- 投資銀行部門(IBD)
- 証券・マーケット部門
- リサーチ部門
- アセットマネジメント部門
順に紹介します。
1.投資銀行部門(IBD)
投資銀行部門(IBD)とは、大手企業の資金調達やM&Aアドバイザリー業務を行う部署のことです。
例えば、とある企業を買収したいと考えている会社があった場合、その会社のアドバイザーとして、買収価格を調べたり株主との交渉、不利にならないような契約内容の策定、買収後の事業運営についてなど多角的な視点から買い手企業のサポートをします。
投資銀行における花形の部署であり、就活生のあいだでも非常に人気のある部署です。
2.証券・マーケット部門
証券・マーケット部門は、株式や債権などの金融商品を、銀行・保険会社に対して提案する業務を行います。
機関投資家(プロの投資家)を相手にする部門のため非常に激しい営業活動が繰り広げられます。
そのため投資銀行の中で最も個人としての人間力が試される部署といわれ、就活生からも非常に人気の高い部署です。
また、業務ごとにいくつかの部署に分かれていることがほとんどで求められる知識も異なってくるため、マーケット部門を志望する方はOB訪問などで詳しく確認すると良いでしょう。
3.リサーチ部門
アナリストやリサーチャーと呼ばれる人たちが在籍しているリサーチ部門では、今後の株式市場の推移や債権・金利の動きの分析を行います。
この分析を踏まえ、投資銀行部門の人たちが顧客へ提案します。アナリストやリサーチャーは、世界経済の情勢や為替の動きを見たうえで、顧客企業に役立つレポートを作成しなければなりません。
そのため、高い知見や財務分析スキル、数学的能力が求められます。
4.アセットマネジメント部門
アセットマネジメント部門は、顧客から預かった資産をその人の代わりに運用することで利益をあげ、手数料をもらう仕事です。
個人や企業の資産を増やすために、さまざまな金融商品を発注して運用する業務を担います。
会社によっては別会社で運営されていることもあるので、興味がある人はその会社にアセットマネジメント部門があるかなどをOB訪問できちんと確認しましょう。
しかし、これは高い金融知識がないとできないので、新卒入社は狭き門だといえます。
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投資銀行の内定に向けてすべきこと3つ
ここまで投資銀行の業務内容について紹介しました。
ここからは、投資銀行から内定を勝ち取るためにすべきことを3つ紹介します。
- 企業研究
- OB/OG訪問
- SPI対策
投資銀行の内定獲得のためにすべきこと順に紹介するので参考にしてみてください。
1.企業研究
1つ目は、企業研究です。
企業研究をしっかりと行うことで、その企業でなければいけない理由をきちんと答えられるようにしておく必要があります。
投資銀行は仕事内容が企業ごとにほぼ変わらないため、面接の際に「どの会社でも同じことを言っているのではないですか」と思われてしまう可能性があります。
その会社が力を入れているポイントや特徴をきちんととらえ、なぜその企業に入りたいのか明確に答えられるようにしましょう。以下の記事では、企業研究のやり方について解説しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。
2.OB・OG訪問
2つ目は、OB・OG訪問です。
OB・OG訪問した回数はその熱意が評価されます。
OB・OG訪問を1回もしていない就活生よりも、10人のOB・OG訪問をした人のほうが入社の熱意を感じられるのではないでしょうか。
たくさんOB・OG訪問をすることで、他の就活生と差別化を図るようにしましょう。
OB・OG訪問について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
3.SPI対策
3つ目は、SPI対策です。
投資銀行のSPI合格点は非常に高いため、早めの対策が必要です。
特に人気のある投資銀行に応募する学生は多くが素晴らしい経歴を持っており、それなりに完成度の高いESを提出します。
ESでは差がつきにくいため、ES提出と同時に受験するSPIの点数で足切りをするというケースが多くみられます。
そのため、早めにSPI対策を行い、しっかりとボーダーラインを超えるようにしましょう。
SPI対策について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
まとめ
この記事では投資銀行のランキングと業務内容、内定に向けての対策について紹介しました。
投資銀行は証券会社や銀行とは違った業務を行なっているとともに、非常に魅力的な業界であることがわかったかと思います。
また、投資銀行は非常に人気のある業界でもあり難易度も高いため、早めの対策が必要です。
投資銀行についての理解を深めしっかりと対策したうえで、内定を勝ち取りましょう。
また、投資銀行を志望する人の中には、「投資銀行は激務」と聞いたことがある人もいるでしょう。
こちらの記事では、投資銀行はどれくらい激務なのかを解説しているので、気になる人は見てみてください。