【激務だけど高年収】主なゼネコン33社と種類別の平均年収ランキング

ゼネコン 平均年収ランキング

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「ゼネコン業界は激務って聞いたけど本当かな?」
「もし本当なら、なぜ就活生に人気があるのだろう…?」

ゼネコン業界に興味を持っているあなたは、このような疑問を抱えていませんか?

結論から述べると、ゼネコン業界が激務なのは事実です。

しかし、その一方で「就活生に人気な業界」として、度々その名が挙げられます。

というのも、ゼネコン業界は平均年収が非常に高いからですね。

そこで本記事では、ゼネコン業界が激務だとされる理由について解説します。

記事の後半では、主要なゼネコン33社の平均年収をランキング形式で紹介しているので、これを読めば就活へのモチベーションが上がりますよ!

なお、ゼネコンの中にはスーパーゼネコンと呼ばれる大手5社が存在します。

このスーパーゼネコンについては以下の記事で紹介しているので、「せっかくなら大手企業を目指したい!」という方は参考にしてくださいね。

目次

そもそもゼネコンとは?元請として工事全体を取りまとめる総合建設業者!

ゼネコンとは、ゼネラルコントラクター(general contractor)の略語で、日本語では総合建設業者を意味します。

総合建設業者とは、元請として工事全体を取りまとめる企業のことで、施工計画や工程の作成、現場の安全管理、作業者への細かな指示などの業務を統括しています。

つまり、ゼネコンとは工事現場におけるリーダー的存在だといえるでしょう。

ちなみに、ゼネコンに似たものとしてよく「ハウスメーカー」や「デベロッパー」が挙げられますが、これらは基本的に別物です。

「ハウスメーカー」とは簡単にいってしまえば住宅建設会社のことで、ゼネコンのような大規模な工事はほとんど行いません。

また、デベロッパーとは不動産開発会社のことで、どちらかというとゼネコンに仕事を発注する立場にあります。

このデベロッパーについては以下の記事で紹介しているので、「具体的にゼネコンとどう違うのだろう…?」と気になっている方はチェックしてみてください。

「ゼネコンは激務」って本当?実は全業界でトップクラスに忙しい

冒頭でも述べたとおり、残念ながら「ゼネコン業界は激務である」という噂は事実です。

実際に、東洋経済オンラインが発表した『「20代社員の労働時間が長い業界」ランキング』によると、総合工事業(ゼネコン)の労働時間は年間2,448時間で、ワースト1位という結果になりました。

出典:東洋経済オンライン『「20代社員の労働時間が長い業界」ランキング』

また、ゼネコン業界では過労死の問題が度々取り上げられており、厚生労働省が作成した『2019年版 過労死等防止対策白書』では、「現場監督の自殺事案」が多いとして、なんと建設業界が槍玉に挙げられています。

つまり、ゼネコン業界が激務なのは国も認めていることなのですね。

ではなぜこのように忙しいのか、その理由は大きく3つに分けられます。

これらの理由について、具体的に確認しましょう。

理由1:短納期・短工期の常態化

建設業界では、短納期・短工期が常態化しています。

というのも、工事の納期は基本的に発注者の要望によって決まるのですが、他社との差別化を図りたいゼネコン各社は「短納期で仕事を進められる!」とアピールしがちだからです。

こう聞くと、「そんなことをしなくても、それぞれの技術力で差別化されているのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、ゼネコン各社の技術力はいずれも発注者が求める水準を遥かに超えているため、「技術力が高いのはどの企業も一緒」という結論になりやすいのです。

そうなると、あとは施工実績くらいしか差別点がなくなってしまうのですが、後述の『準大手ゼネコン』の見出しでも解説しているとおり、ゼネコン各社はどれも華々しい実績を持っています。

結果的に、最後には「短納期」しかアピールポイントがなくなってしまうわけです。

当然、この短納期のしわ寄せは現場監督や作業者に集まりますから、組織の末端にいる人ほど忙しくなります。

理由2:企業が多いことによる競争過多

国土交通省が作成している『建設産業の現状』によると、2016年(平成28年)の建設業許可業者は約47万で、ピーク時よりも22.2%減少していました。

それに対し、2016年(平成28年)の建設投資額は51.8兆円で、ピーク時より38.3%減少しています。

この建設投資額とは、建設に関する実績を出来高によって表したものです。

出典:国土交通省『建設産業の現状』

このことから分かるとおり、建設業者1社ごとの出来高は年々減少しています。

もっといってしまえば、建設投資額に対して建設業者の数が多すぎるわけで、「年々少なくなりつつあるパイを企業同士で奪い合っている」というのがゼネコン業界の現状なのです。

もちろん、近年は東京オリンピックや大阪万博の開催など嬉しい話題が多いですが、新型コロナの影響で業績が思うように伸びない企業も数多く存在します

当然、儲かっていない企業は社員にサービス残業を強いたり、社員数を減らしたりして利益を出そうとしますから、そのしわ寄せが末端社員に集まってしまうわけです。

理由3:従業員の高齢化

ゼネコン業界では、従業員の高齢化が深刻な問題となっています。

国土交通省が発表した『最近の建設産業と技能労働者をめぐる状況について』によると、2015年(平成27年)時点での建設業就業者のうち、55歳以上は約34%、29歳以下は約11%でした。

出典:国土交通省『最近の建設産業と技能労働者をめぐる状況について』

つまり、建設業界は3人に1人が55歳以上であり、29歳以下の若手は10人に1人しかいないということですね。

基本的に、日本企業の人事制度は年功序列型であり、「キツい仕事は若手に押し付ける」というのが常態化しています。

そのため、特に若手社員ほど激務になりやすいのです。

【種類別】主なゼネコン33社と平均年収ランキング

「ゼネコン業界が忙しい理由は分かった」
「でもそれならなぜ就活生から人気があるのだろう?」

ゼネコン業界が就活生に人気な理由として、真っ先に挙げられるのは「平均年収の高さ」でしょう。

一般的に、「建設業界は給料が少ない」と思われがちですが、この認識は誤りです。

国税庁が発表している『業種別の平均給与』によると、建設業界の平均給与(平均年収)は493万円でした。

出典:国税庁『業種別の平均給与』

同じく国税庁が発表している『民間給与実態調査』によると、日本人の平均年収は436万円ですから、そもそも建設業界は年収の水準が高いことが窺えます。

しかも、ゼネコン各社の平均年収は、建設業界全体の水準を遥かに上回っています。

それを確かめるために、主要なゼネコン33社を以下の5種類に分けたうえで、それぞれの平均年収をランキング形式で紹介します。

(1)スーパーゼネコン

スーパーゼネコンとは、ゼネコンの中でも売上高(単独)が1兆円を超える大手企業のことです。

こう聞くと、「スーパーゼネコンというカテゴリーがあるのか」と思われるかもしれませんが、どちらかというと以下の5社の総称といったほうが正確です。

スーパーゼネコンの平均年収ランキング(2021年度)

第1位:鹿島建設(1,134万円)
第2位:大林組(1,057万円)
第3位:竹中工務店(1,043万円)
第4位:大成建設(1,010万円)
第5位:清水建設(1,006万円)

スーパーゼネコンの平均年収はゼネコン業界のみならず、建設業界の中でもトップクラスです。

特に、鹿島建設の平均年収である1,134万円は、日本の全企業の中でトップ100にランクインしています。

そのため、スーパーゼネコンの中でも特に人気がある企業だとされているのです。

このスーパーゼネコン5社の特徴やそれぞれの施工実績は、以下の記事で解説しています。

スーパーゼネコンへの就職に必要な学歴や学部についても紹介しているので、興味がある方はチェックしてみてくださいね。

(2)準大手ゼネコン

準大手ゼネコンとは、ゼネコンの中でも売上高(単独)が3,000億円以上1兆円未満の企業を指します。

一般的には、売上高が3,000億円を超えている時点で立派な大企業ですが、ゼネコン業界はスーパーゼネコンの存在が大きいことから「準大手」として扱われています。

そんな準大手ゼネコンの平均年収ランキングは以下のようになりました。

準大手ゼネコンの平均年収ランキング(2021年度)

第1位:長谷工コーポレーション(939万円)
第2位:前田建設工業(928万円)
第3位:フジタ(909万円)
第4位:戸田建設(906万円)
第5位:西松建設(866万円)
第6位:三井住友建設(859万円)
第7位:安藤ハザマ(845万円)
第8位:熊谷組(804万円)

やはり、売上高が3,000億円を超えているだけあって、どの企業も平均年収が800万〜900万円となっています。

また、「準大手」と聞くとスーパーゼネコンよりも劣っているように思われるかもしれませんが、華々しい実績を持つ企業も多いです。

たとえば、第2位の前田建設工業は「福岡ドーム」を手掛けた実績がありますし、第3位のフジタは「国立スポーツ科学センター」や「東京ビッグサイト」などを建築しています。

そのため、企業選びをする際は「準大手だからやめておこうかな…」と選り好みせず決めると良いでしょう。

(3)中堅ゼネコン

中堅ゼネコンとは、ゼネコンの中でも売上高(単独)が1,500億円以上3,000億円未満の企業を指します。

こちらもれっきとした大企業ではあるのですが、やはりスーパーゼネコンや準大手ゼネコンの存在の大きさから「中堅」として扱われています。

そんな準大手ゼネコンの平均年収ランキングは以下のようになりました。

中堅ゼネコンの平均年収ランキング(2021年度)

第1位:奥村組(952万円)
第2位:東急建設(945万円)
第3位:鴻池組(899万円)
第4位:鉄建建設(849万円)

中堅ゼネコンの平均年収ランキング(2021年度)

第1位:奥村組(952万円)
第2位:東急建設(945万円)
第3位:鴻池組(899万円)
第4位:鉄建建設(849万円)

売上高(単独)こそ低いものの、平均年収は準大手ゼネコンを上回っている企業も多いです。

また、こちらも中堅ゼネコンと同じく、優れた実績を持つ企業が多いです。

たとえば、第1位の奥村組は大阪のシンボル的存在である「通天閣」を建築していますし、第2位の東急建設は「渋谷ヒカリエ」を手掛けています。

(4)マリコン

マリコンとは、ゼネコンの中でも海洋土木工事を専門としている企業です。

海洋土木工事とは、海洋インフラを整備することで、たとえば「海ほたる」や「アクアライン」などもこれに含まれます。

このマリコンの平均年収ランキングは以下のようになりました。

マリコンの平均年収ランキング(2021年度)

第1位:東亜建設工業(877万円)
第2位:五洋建設(876万円)
第3位:若築建設(872万円)
第4位:大本組(853万円)
第5位:東洋建設(788円)
第6位:不動テトラ(753万円)

マリコンの定義には売上高(単独)が含まれていないため、必ずしも平均年収が高い企業ばかりだとは限りません。

それでも、日本国民の平均年収や建築業界全体の平均年収を優に超えていることから、十分狙う価値のある業界だといえるでしょう。

(5)サブコン

サブコンとはサブコンストラクター(Subcontractor)の略語で、簡単にいってしまえば下請業者のことです。

一般的に、元請となるゼネコンは工事全体を取りまとめるのが仕事ですが、中には専門的な業者でないと対応しきれない工事があります。

具体的には、以下の6つです。

サブコンが手掛ける工事

  • 杭工事
  • 管工事
  • 電気通信工事
  • 空調設備工事
  • 衛生設備工事
  • 消防設備工事

こういった専門的な工事を、ゼネコンから請け負っているのがサブコンというわけですね。

このサブコン業界の平均年収ランキングは以下のようになりました。

サブコンの平均年収ランキング

第1位:大気社(1,096万円)
第2位:ダイダン(924万円)
第3位:三機工業(913万円)
第4位:乃村工藝社(908万円)
第5位:高砂熱学工業(878万円)
第6位:朝日工業社(877万円)
第7位:きんでん(876万円)
第8位:コムシスホールディングス(825万円)
第9位:新日本空調(793万円)
第10位:関電工(764万円)

基本的にサブコン業界は、電気設備会社のほうが企業規模や平均年収が高い傾向にあります。

その理由は以下の記事で解説しているので、「自分もサブコンで働きたい!」という方はぜひチェックしてくださいね。

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まとめ

ゼネコンの平均年収は、他の業界や日本人の平均年収と比較しても高い傾向にあります。

その一方で、「仕事が忙しい」などの問題点もありますが、実はゼネコン業界にもいわゆる「ホワイト企業」が存在します。

このホワイトなゼネコンについては以下の記事で紹介しているので、「年収はもちろん、自分の時間も大切にしたい!」という方はぜひチェックしてくださいね。

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