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- 「スーパーゼネコンって一体なんだろう?」
- 「どんな仕事をしていて、どれくらいの年収なのかな…」
- 「準大手ゼネコンや中堅ゼネコンとの違いは何だろう?」
スーパーゼネコンに興味を持っているあなたは、このような疑問を抱えているのではないでしょうか。
そこで本記事では、スーパーゼネコンの主な事業や職種について解説します。
記事の後半では、スーパーゼネコンの年収ランキングも紹介しているので、これを読めば建設業界のことに詳しく慣れますよ!
なお、スーパーゼネコンに詳しくなるためには、ゼネコンについて知っておく必要があります。
以下の記事ではゼネコンの種類や忙しさについて解説しているので、「ゼネコン業界は激務って聞いたけど本当かな…?」と不安な方はチェックしてみてください。
1.スーパーゼネコンとは?売上高が単独で1兆円を超える大手総合建設会社!
スーパーゼネコンとは、売上高が単独で1兆円を超えるゼネコンのことです。
そもそもゼネコンとは、general contractor(ゼネラル・コントラクター)の略称で、日本語では「総合建設会社」のことを意味します。
総合建設会社とは、建築工事や土木工事の元請けとして、施工計画や現場の安全管理、マネジメントなどを統括する企業です。
つまり、ゼネコンとはその現場におけるリーダー的存在であり、スーパーゼネコンはその中でもトップクラスの売上高を誇る大企業ということですね。
ちなみに、スーパーゼネコンと聞くと「そういったカテゴリーがあるのだな…」と思われる方がいますが、どちらかというと以下の5社の総称といったほうが正確でしょう。
スーパーゼネコン5社(カッコ内は2020年度の単体売上高)
- 清水建設(1兆4,176億円)
- 大林組(1兆4,163億円)
- 大成建設(1兆4,095億円)
- 鹿島建設(1兆3,050億円)
- 竹中工務店(9,800億円)
このうち、竹中工務店は新型コロナウイルスの影響で売上高が1兆円を下回ってしまいました。
しかし、かつては売上高1兆円オーバーのゼネコンだったことから、スーパーゼネコンの1つとして数えられています。
スーパーゼネコンという言葉が使われる場合、基本的には上記5社のことを指しています。
2.準大手ゼネコンや中堅ゼネコンとの違い
スーパーゼネコンの他にも、ゼネコンには準大手ゼネコンや中堅ゼネコンなども存在します。
明確な定義はなされていませんが、一般的に準大手は単独売上高が3,000億円以上1超円未満のゼネコン、中堅は単独売上高が1,500億円以上3,000億円未満のゼネコンということになっています。
このうち、主要な準大手ゼネコンは以下のとおりです。
準大手ゼネコン(カッコ内は2020年度の単体売上高)
- 長谷工コーポレーション(6,140億円)
- 五洋建設(約5,415億円)
- フジタ(約5,208億円)
- 戸田建設(約4,714億円)
- 前田建設工業(約3,872億円)
- 西松建設(約3,771億円)
- 三井住友建設(約3,694億円)
- 安藤ハザマ(約3564億円)
- 熊谷組(約3,522億円)
また、中堅ゼネコンは以下のとおりです。
中堅ゼネコン(カッコ内は2020年度の単体売上高)
- 東急建設(約2,964億円)
- 奥村組(約2,224億円)
- 鴻池組(2,592億円)
- 東亜建設工業(1,818億円)
- 鉄建(1,901億円)
- 東洋建設(1,566億円)
準大手や中堅と聞くと、「スーパーゼネコンより劣っている」と思いがちですが、華々しい実績を持っている企業も多いです。
たとえば、準大手ゼネコンの五洋建設は関西国際空港や東京湾アクアラインを施工した実績がありますし、同じくフジタは国立スポーツ科学センターや東京ビッグサイトなどを手掛けています。
また、この他にもゼネコンには、マリコンやサブコンなど様々な種類があります。
それぞれの意味については以下の記事で紹介しているので、「もっとゼネコンのことが知りたい!」という方もチェックしてみてくださいね。
3.スーパーゼネコンの事業内容
スーパーゼネコンの事業内容は、主に以下の3つに分かれます。
このうち、事業の主軸になっているのは、やはり建築事業です。
どのスーパーゼネコンも建築事業の売上高は全体の60〜70%を超えており、ついで土木事業が20〜30%、開発事業が5〜10%と続きます。
それでは、各事業の内容やスーパーゼネコン各社の実績について、具体的に確認していきましょう。
(1)建築事業
建築事業とは、オフィスビルやマンション、店舗、商業施設、学校、病院など様々な建物を建築する事業です。
建築というと個人住宅を思い浮かべてしまうかもしれませんが、スーパーゼネコンの場合、その企業規模や技術力の高さから大規模な建築物を手掛けることがほとんどです。
実際に、各社の施工実績を見てみましょう。
企業名 | 施工実績 |
大林組 | 表参道ヒルズ 東京スカイツリー なんばパークス 六本木ヒルズ JR新宿ミライナタワー |
鹿島建設 | 霞が関ビル 国立新美術館 東京ミッドタウン日比谷 フジテレビ本社ビル GINZA SIXTEEN |
大成建設 | 御茶ノ水ソラシティ 新江ノ島水族館 テレビ東京社屋 東京都庁 法然寺五重塔 |
清水建設 | 警視庁本部庁舎 サンシャイン60 東京国税局 東京モード学園コクーンタワー 横浜スタジアム |
竹中工務店 | あべのハルカス 東京タワー 東京ドーム 日本武道館 横浜ランドマークタワー |
いずれも、知名度のある建築物や施設ばかりですよね。
スーパーゼネコンの売上高の実に60〜70%は、こういった建設事業で占められているのです。
(2)土木事業
そもそも土木とは、人々の暮らしをより豊かにするために、生活の基盤となるもの(インフラ)を整備することです。
「生活の基盤って…?」と思われるかもしれませんが、具体的にはダムやトンネル、道路、鉄道、橋梁、空港などの工事を指します。
こちらも建築事業と同じく、知名度の高い施設だったり、大掛かりな工事を手掛けたりすることが多いです。
企業名 | 施工実績 |
大林組 | 小田急電鉄 多摩川橋梁 新東名高速道路 雁峰トンネル 当麻ダム 富山新港火力発電所 北陸新幹線 高田トンネル |
鹿島建設 | 岩手トンネル 上野東京ライン 東京駅丸の内駅前広場 東京湾アクアライン 日本パラオ友好橋 |
大成建設 | 伊良原ダム 海の森水上競技場 九州電力 松浦発電所 第2号機増設 新広島空港 東京国際空港D滑走路 |
清水建設 | 鹿島橋 片瀬江ノ島駅 東北新幹線 赤羽台トンネル 八ッ場ダム 横浜ベイブリッジ基礎 |
基本的には、こういった土木構造物の設計および施工を行なっていますが、たとえば増設やメンテナンス、リニューアルといった改築工事も立派な土木事業です。
ちなみに、スーパーゼネコンの1つである竹中工務店の名前がありませんが、これは竹中工務店が土木事業をほとんど行なっていないためです。
竹中工務店の売上高は90%以上が建築事業によって占められているため、スーパーゼネコンの中では数少ない建築専業会社だといえるでしょう。
(3)開発事業
ここでいう開発とは不動産開発のことです。
その土地にまつわる様々な情報を収集し、「どういった建物や施設を建てるべきか」を検討するのが主な仕事です。
不動産開発というと、デベロッパーの役割だと思われがちですが、実はスーパーゼネコンも積極的に不動産開発を行なっています。
たとえば、スーパーゼネコンの1つである大林組はみなとみらいの開発事業に携わっていますし、同じく清水建設は豊洲市場の都市開発に長年力を入れています。
このようにスーパーゼネコンは、デベロッパーとしての役割も担っているのですね。
このデベロッパーについては以下の記事で解説しているので、興味がある方はチェックしてみてくださいね。
4.スーパーゼネコンの主な職種
スーパーゼネコンの職種は、主に以下の4つが挙げられます。
このうち、営業はどの業界にも存在する職種ですが、スーパーゼネコンにおける営業の役割は他の業界と大きく異なります。
また、設計の場合は「建築学」、施工管理は「施工管理技士の資格」、研究開発は「工法研究」や「材料工学」など、どれも高い専門性が求められます。
それでは、これらの職種について、具体的に確認していきましょう。
(1)営業
一般的に営業というと「飛び込み営業」や「ルート営業」を思い浮かべますが、ゼネコン業界における営業は、簡単にいってしまえば「窓口」です。
発注者との打ち合わせや社内への伝達、企画書や提案書の作成が主な仕事となっています。
というのも、ゼネコン業界の仕事は「受注」によって成り立っているからですね。
そのため、営業は新規顧客を開拓する必要性がほとんどなく、業務時間の大半を発注者への対応に充てています。
(2)設計
ここでいう設計とは、建物の設計および計画のことで、ゼネコン業界では設計を主に以下の3つに分けています。
ゼネコン業界における設計
- 意匠設計
- 構造設計
- 設備設計
このうち、意匠設計とは建物の外観や内部をデザインすることで、美術的センスも問われる仕事です。
また、構造設計は建物の耐久性や安全性に関わる分野で、地震や台風といった災害対策も考慮にいれたうえで、土台や柱の位置・形状を決めていきます。
最後の設備設計とは、空調や電気といった室内環境を設計する仕事で、基本的にはサブコンと呼ばれる専門業者に任せることがほとんどです。
ゼネコン業界では、こういった設計業務をいくつかに分担して行なっているのですね。
ちなみに、設備設計を担っているサブコンについては、以下の記事で紹介しています。
「ゼネコンとサブコンはどちらが就活生から人気か?」という面白いテーマについても解説しているので、興味がある方はチェックしてみてください。
(3)施工管理
施工管理とは、工事の計画や工程、品質管理、材料の仕入れ、作業員へのマネジメントを行う仕事です。
簡単にいってしまえば現場監督のことで、よく工事現場などで「職長」と呼ばれている人もこれに含まれます。
施工管理の仕事内容は多岐に渡るうえ、働くには「施工管理技士」という国家資格が求められます。
そのため、見た目ほど楽ではなく、豊富な知識と経験が必要となる仕事だといえるでしょう。
(4)研究開発
研究開発とは、主に工法研究や材料工学、免震技術などを専門的に研究する部門です。
「本社の中に研究開発という部署がある」と思いがちですが、スーパーゼネコン各社は本社とは別に専門の技術研究所を設置しています。
アスタミューゼ株式会社の調査によると、スーパーゼネコン各社が2001年1月1日以降に出願した特許の数は2万を超えるとされており、そこには管理システムやロボット技術なども含まれています。
5.スーパーゼネコンの平均年収ランキング
最新の有価証券報告書によると、スーパーゼネコン各社の平均年収は以下のとおりです。
スーパーゼネコンの平均年収ランキング
第1位:鹿島建設(1,134万円)
第2位:大林組(1,057万円)
第3位:竹中工務店(1,043万円)
第4位:大成建設(1,010万円)
第5位:清水建設(1,006万円)
第1位に輝いた鹿島建設は、その年収の高さや労働環境の良さから、特に人気の高い企業です。
実際に、株式会社テクノプロ・コンストラクションが全国の学生・社会人2,000人を対象に行なった『入社したい、入社したかった会社ランキング』でも、鹿島建設は第1位に輝いています。
出典:株式会社テクノプロ・コンストラクション『学生・社会人が選ぶ「ゼネコンランキング調査」』
鹿島建設がなぜこのように人気なのかについては、以下の記事で解説しています。
また、スーパーゼネコンへの就職に必要な学歴や学部についても紹介しているので、「自分もスーパーゼネコンで働きたい!」という方はぜひチェックしてくださいね。
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まとめ
この記事では以下の内容について解説しました。
まとめ
- スーパーゼネコンとは売上高が単独で1兆円を超える大手建設会社
- 準大手ゼネコンや中堅ゼネコンとの違い
- スーパーゼネコンの主な事業内容は建築事業・土木事業・開発事業の3つ
- スーパーゼネコンの主な職種は営業・設計・施工管理・研究開発の4つ
- スーパーゼネコンの年収ランキング
スーパーゼネコンとは、ゼネコン業界の中でも売上1兆円を超える大企業です。
主な事業は建築事業・土木事業・開発事業の3つで、その高度な専門性によって高い平均年収を誇ります。
当然、就活生からの人気も高いので「自分もスーパーゼネコンに就職したい!」という方は、早い段階から業界研究などの就活対策を進めていきましょう。
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