
【22卒は就職氷河期は嘘?本当?】例年との就活の変化を徹底解説!
「コロナの影響って就活にどう影響してるの?」
「就職氷河期って聞いたことがあるけど、本当なの?」
このように、22卒の就職活動が例年に比べてどう変わっているのか疑問に思っていませんか?
この記事では、22卒の採用枠が例年に比べどうなる予定なのか、それに向けてどう動くべきかなどを紹介します。
この記事を読めば、そういった22卒の就職活動における疑問が解消されますよ!
目次
1. 22卒は就職氷河期ではない!
コロナは社会に大きな変化をもたらし就職に関して心配されますが、結論から言うと、22卒は就職氷河期ではありません。
22卒の就活において採用枠はほとんど例年通りとなっています。
2,325社を対象に調査したマイナビ2021年卒企業新卒内定状況調査から、2022卒採用数を見ると、例年通りが7割弱、増やすが1割弱、減らすが1割強、検討中が1割強という結果になっています。
前年では、21卒採用数が、例年通りが7割強、増やすが2割弱、減らすが1割弱という結果になっています。
コロナの影響を受けていないさらに前年の20卒採用数は、例年通りが7割弱、増やすが1割弱、減らすが2割
これらと比較すると、22卒採用数を減らす1割強という数字はほぼ例年通りと言えます。
以上のことから、ほとんどの企業は例年通り採用を行っているので、22卒のみなさんは今年だけ不利なのではと不安に思う必要はないでしょう。
出典:マイナビ 2021年卒 企業新卒内定状況調査 6ページ目
2. 業界別の22卒採用動向
先ほどは企業全体の22卒の採用動向を見てきましたが、次に業界別の22卒の採用動向を見ていきます。
以下9つの業界について説明します。
- 建設
- 製造
- 商社
- 小売
- 金融
- マスコミ
- ソフトウェア・通信
- サービス・インフラ
- 官公庁・公社・団体
各業界の採用数は以下のようになっています。
出典:マイナビ 2021年卒 企業新卒内定状況調査 75ページ目
これは、業界別の2022卒の採用数の変化を表したグラフです。
これによると、どの業界も例年並みが全体の大部分を占め、増やす、減らす割合が10%前後ほどになっています。
各業界を詳しく順に説明していきます。
(1)建設
建設業界とは、公共工事や土木工事などを含む建設業、住宅建設を行う住宅建設業、不動産開発及び売買・賃貸業務を行う不動産業からなる業界で、空港や港湾、ダム、橋、道路といった公共事業や、ショッピングモールやプラントなどの商工業施設等を主に請け負っています。
建設業界は採用枠を減らす企業が約11%、変わらない企業が約71%、増やす企業が約9%、未定が約9%ということで、ほとんどの企業が採用枠を減らさないことがわかります。
(2)製造
製造業界とは、私たちの周りのスマホや財布、食品や自動車などのさまざまなモノ(製品)を生産する企業のことで、メーカー業界とも呼ばれています。
製造業界は採用枠を減らす企業が約16%と他の業界に比べると最も高いですが、数字そのものはそこまで大きくないと言えるでしょう。
(3)商社
商社業界は原料や加工品、サービスなどあらゆる商材を扱い、その商材を売りたい人と買いたい人を結びつけて、取引の仲介をおこないます。
商社業界は採用枠を減らす企業が約13%となっており、各業界の中で平均的な数字で、多くの企業が採用枠を減らさないことがわかります。
(4)小売
小売業界はメーカーや卸売業者から仕入れた商品を消費者に販売する業界で、百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、専門店などが挙げられます。
小売業界は採用枠を減らす企業が約12%となっており、各業界の中で平均的な数字で、多くの企業が採用枠を減らさないことがわかります。
(5)金融
金融業界は、資金に余裕がある人が資金を必要としている人に資金を融通することを行い、銀行や証券会社、保険会社が含まれています。
金融業界は採用枠を減らす企業が約7%であり、他の業界に比べると最も低く、ほとんどの企業が採用枠を減らさないと言えます。
(6)マスコミ
マスコミ業界は、メディアを通じて多くの人々に多様な情報を届ける業界で、テレビ、新聞、雑誌・書籍、広告などが挙げられます。
マスコミ業界は採用枠を減らす企業が約8%であり、他の業界に比べると低いです。
一方、全く見通しがたっていない企業が約28%もあり、他の業界に比べて最も高く注意が必要です。
(7)ソフトウェア・通信
ソフトウェア業界はユーザーのニーズに合った機能や役割を持つさまざまなソフトウェアを開発する業界で、通信業界は広く電波や通信に関わるサービスを運営する業種を集めた業界です。
ソフトウェア・通信業界は採用枠を減らす企業が約9%であり、他の業界に比べて低く、ほとんどの企業が採用枠を減らさないと言えます。
(8)サービス・インフラ
サービス業界は、教育、福祉・介護、旅行・ホテル、レジャー、外食、人材、不動産など、無形のサービスを販売・提供することを主たる事業分野としています。
一方、インフラ業界は、鉄道、航空、空港、電力、ガス会社などのように、社会の基盤となる、私たちの生活に密着したサービス・仕組みを提供することが主たる事業の業界です。
サービス・インフラ業界は採用枠を減らす企業が約14%となっており、各業界の中で平均的な数字で、多くの企業が採用枠を減らさないことがわかります。
(9)官公庁・公社・団体
官公庁は、国と地方公共団体の役所を指し、公社は公益社団法人や公益財団法人など、私的な利益を追求するのではなく、公(おおやけ)、つまり社会のために存在している企業、または団体を指します。
また、団体職員とは、株式会社などの営利団体や国家公務員・地方公務員以外の非営利組織で働く人のことを言います。
官公庁・公社・団体は採用枠を減らすのが約16%と他の業界に比べると最も高いですが、数字そのものはそこまで大きくないと言えるでしょう。
一方、全く見通しがたっていない企業が約24%もあり、他の業界に比べて高く注意が必要です。
3. 22卒がこれからどう行動していくべきか?
22卒の学生は、自分の目的に合わせて何を準備しなければいけないかを情報を集めることから始めると良いでしょう。
自分の行きたい企業は、面接を重視しているのに、webテストやグループディスカッションの対策に多くの時間を割くのは効率的ではありません。
一般的に就活の開始時期は、採用情報の公開やエントリーの受付が3月、就職試験や面接といった本選考活動が6月からだとされています。
これはもともと経団連が定めていたルールで、実際に就職みらい研究所が作成している『就職白書2020』によると、全体の57.4%もの企業が大学3年の3月に採用情報を発表しています。
本番までの時間は限られているので、自分にとって何が必要か、何に手を抜くかを判断するために、まずは相手である企業の情報を集めましょう。
コロナの影響があるとはいえ、多くの会社が採用枠の数を変えてはいません。
しかし、新卒採用は多様化、早期化しているので、早い準備が大切になります。
早く始めて途中で手を抜くことは可能ですが、遅く始めてしまって、対策をしっかりすれば内定を得られる企業からお祈りされると取り返しがつきません。
納得の行く就職活動をするためにも早めに準備をしていきましょう。
ではその準備として何をすればよいかわからない人は、以下の記事を参考にしてみてください。
4. 内定がもらえなかった場合どうなるか?
仮に就職活動がうまくいかず内定がもらえなかったときの選択肢は主に以下の通りです。
- 就職留年
- 留学
- 大学院に進学
- 就職浪人
それぞれにメリット、デメリットがあるので、自分に合った選択肢をとることが大事です。
ただ、まだ内定がもらえなかった場合を考える時期ではないので、こういう選択肢があるということを知っておく程度で大丈夫でしょう。
また、多くの人は就活をするという前提でどうしようか考えていると思いますが、そもそも就活をしない選択をする学生もいます。
気になる方は以下の記事を読んでみてください。
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5.まとめ
この記事では、22卒の就職活動が例年と比べてどうなるのかなどを紹介しました。
コロナの影響は社会に大きな変化をもたらしましたが、採用枠はほとんど変わっていないようです。
つまり、22卒が就職氷河期とは言えないと考えられます。
従って、22卒の学生は、例年通りしっかりと早めのうちから対策をすることが大事になってくるでしょう。
この記事では、22卒の採用動向は例年とほとんど変化がないと述べましたが、22卒の就活自体は就活生の負担が増え、厳しくなるようです。
具体的にどのように厳しくなるか知りたい方は以下の記事も読んでみてください。