
【データで証明】就活に学歴は関係あり!その理由と学歴が関係ない職業4選
「やっぱり就活に学歴って関係ある?ない?」
「学歴が関係ない職業って何があるのだろう?」
これから就活を迎えようとしているあなたは、自分の学歴に不安を感じてるのではないでしょうか。
そこで本記事では、就活と学歴の関係性について、データを交えながら解説します。
記事の後半では学歴が関係ない職業4選を紹介しているので、これを読めば自分にあった就職先が見つけられますよ!
なお、学歴の壁を突破する方法としては、「学歴以上の強みを身につけること」と「実際に高学歴になること」の2つが挙げられます。
以下の記事では、資格や長期インターン、学歴ロンダリングについて解説しているので、「自分の学歴に自信が持てない」という方はぜひ目を通してくださいね。
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目次
就活に学歴は関係ある?データは「ある」と物語っている
結論から述べると、就活と学歴は大きく関係しているといえるでしょう。
それは以下の4つのデータからも明らかです。
データ1:学歴フィルターを感じたことがある学生は57%
データ2:ターゲット大学を想定している企業は全体の40%
データ3:上位校ほど内定が早く決まりやすい
データ4:企業規模が大きくなるほど下位校の内定率が下がる
大方の予想通り、低学歴の学生ほど就活が難しいのが現実です。
それを踏まえたうえで、これらのデータについて確認していきましょう。
データ1:学歴フィルターを感じたことがある学生は57%
引用:HR総研『「学歴フィルター」をせざるを得ない採用の実情』
大手人事向けサイトであるHR総研の調査によると、「学歴フィルターを感じたことがある」と回答した学生は57%にのぼりました。
これに対し、理系学生が学歴フィルターを感じる割合は少なく、全体で51%という結果になりました。
引用:HR総研『「学歴フィルター」をせざるを得ない採用の実情』
注目すべきは、旧帝大や早慶クラスでも学歴フィルターを感じる学生が多いことでしょう。
つまり、仮に学歴が高かったとしても、人間は自分より優れた存在と比較してしまうわけですね。
ちなみに、世間でよくいわれる「学歴差別」は、この学歴フィルターを指すことが多いです。
以下の記事では、学歴フィルターが少ない業界を紹介しているので、これを読めば学歴に関する悩みを減らせますよ。
データ2:ターゲット大学を想定している企業は全体の39%
引用:HR総研『「学歴フィルター」をせざるを得ない採用の実情』
先ほども紹介したHR総研の調査によると、ターゲット大学を想定している企業の割合は全体の39%でした。
しかも、300名以下の規模の企業でも26%にのぼっており、「中小企業は学歴フィルターが少ない」という意見を覆すデータとなっています。
ただし、ここでいうターゲット大学は、必ずしも学歴フィルターのために設けられているとは限りません。
というのも、地方にある企業などでは、地元の大学生を対象とした採用戦略を打ち出す必要があるからですね。
データ3:高学歴大学ほど有名企業へ就職しやすい
ダイヤモンドオンラインが作成した企業別採用大学ランキングによると、有名企業の主な採用実績校は以下のようになりました。
企業名 採用実績校(カッコ内は2020年に採用された人数) 三菱商事 慶應義塾大学(29)
東京大学(19)
早稲田大学(17)
一橋大学(7)
京都大学(6)三井住友銀行 慶應義塾大学(72)
早稲田大学(70)
大阪大学(36)
関西学院大学(36)
京都大学(33)トヨタ自動車 名古屋大学(41)
京都大学(31)
東京大学(30)
早稲田大学(29)
大阪大学(28)ソニー 慶應義塾大学(49)
早稲田大学(46)
東京大学(33)
東京理科大学(25)
大阪大学(19)ヤフー 東京大学(29)
慶應義塾大学(23)
筑波大学(23)
明治大学(23)
早稲田大学(22)アクセンチュア 慶應義塾大学(76)
早稲田大学(66)
東京大学(41)
京都大学(29)
上智大学(28)引用:ダイヤモンドオンライン『人気41企業別「採用大学」ランキング!大手総合商社4社でオール1位となったのは?』
上記のとおりで、有名企業に就職した学生の多くは、旧帝大や早慶といった高学歴大学に集中しています。
このことからも、就活と学歴の関係性がよく分かりますよね。
データ4:企業規模が大きくなるほど下位校の内定率が下がる
HR総研のデータによると、企業規模5,001名以上における上位校の内定率が軒並み40%近くであるのに対し、その他私立大はその半分の19%しかありませんでした。
逆に、1〜100名におけるその他私立大の内定率は17%ですが、上位校のほとんどは10%前後となっています。
つまり、規模が大きい企業ほど上位校が内定しやすく、規模が小さい企業ほど下位校が内定しやすいわけですね。
これは、データ1で紹介した企業規模ごとのターゲット大学想定率とも一致しているといえるでしょう。
学歴は重要?就活に学歴が関係する理由
就活に学歴が関係する理由は、以下の2つが挙げられます。
- 学歴が優秀な物は、仕事においても優秀である可能性が高いから
- すべての応募者を評価する余裕がないから
このうち、特に論点となりやすいのが1つ目の理由でしょう。
たしかに、東大卒なのに仕事がまったくできない方もいれば、学歴に関係なく有能な人間もいます。
しかし、規模が少ない中小企業ならともかく、応募者が集まりやすい大手企業では、すべての就活生を平等に評価することは不可能です。
すべての人間を見るよりも、優秀だと思われる人間をある程度絞ったほうが遥かに効率的だからですね。
また、一般的に人事部の人数はその企業の全社員の1%とされており、仮に10,000人規模の会社でも100人しか存在しない計算になります。
ちなみに、大手でいうと明治の社員数がほぼ1万人ですが、こちらは2014年に事務系総合職応募者数だけで11,000人を記録したことがあります。
このことから分かるとおり、応募者が集まりやすい大手企業は、むしろ学歴フィルターを設けざるを得ない状況にあるわけですね。
以下の記事では、学歴差別を克服する方法を紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
学歴を気にする企業と気にしない企業の特徴
選考において学歴を重視しない企業は増えているものの、学歴を重視する企業はまだまだあるのが現実です。
そこで、学歴を気にする企業と気にしない企業の特徴をそれぞれ解説していきます。
学歴に自信がないという人は、学歴を気にする企業と気にしない企業をうまく見分けて、内定獲得を目指しましょう。
では、それぞれ見ていきましょう。
学歴を気にする企業の特徴
学歴を気にする企業の特徴は、以下です。
- 大手企業
- 歴史のある企業
- 知名度がある企業
- レベルの高い仕事が必要となる企業
これらの特徴をまとめると、応募者がたくさん集まる大手企業や有名企業ほど、採用選考で学歴を重視する傾向にあるということです。
応募者を効率良く絞るために、学歴を一つの判断材料にしているためですね。
また、高度な知識が必要な仕事やコンサルティングのような一定の地頭が必要なレベルの高い仕事では、高学歴が重視される傾向にありますよ。
学歴を気にしない企業の特徴
反対に、学歴を気にしない企業の特徴は、以下の通りです。
- 中小企業
- ベンチャー・スタートアップ企業
上記のような企業は新卒採用において、学歴よりも人柄などのポテンシャルを重視する傾向にあります。
学歴よりも就活生の持つ能力が会社の戦力となりそうか、会社に貢献してくれるかといった姿勢を大切に考えているからです。
また、入社後は年功序列や学歴に関係なく、実力で評価されますよ。
中小・ベンチャー企業は、学歴に関係なく平等にチャンスが与えられるので、学歴が高くなくても成果を上げれば、活躍の場をどんどん広げられるでしょう。
学歴を気にしない企業が見ているポイント3つ
学歴を気にしない企業は、学歴以外の基準で就活生を判断していますが、具体的にどこを見て評価しているのでしょうか?
そこで、学歴を気にしていない企業が見ているポイントを3つ紹介します。
- 人柄・人間性
- ポテンシャルや会社への貢献意欲
- コミュニケーション力
学歴に自信がない人は、選考で上記のポイントを意識しながらアピールしていきましょう。
では、それぞれ解説します。
1.人柄・人間性
学歴を気にしない企業は、第一に就活生の人柄や人間性の部分を見ています。
学歴を気にしない企業は、就活生自身の能力以前に、組織の一員として一緒に働ける仲間になれるかどうかを重要視して見ています。
どんなに素晴らしい能力を持っていようと、人間性に問題があり、周りとうまく馴染めず協力して仕事を進められません。
2.ポテンシャルや会社への貢献意欲
学歴を気にしない企業が選考で見ているポイントとして、その人のポテンシャルや会社への貢献意欲があります。
つまり、学歴よりもその人がこれまでにどんな経験をしてきたかや、これからの成長可能性を見て採用しようと考えているのです。
また、企業はポテンシャルと同時に会社への貢献意欲があるかどうかも見ていますよ。
会社が成長していくためには、個人だけの利益ではなく会社全体の利益を考えて動く必要があるからです。
会社への貢献意識があるかどうかは、その人の姿勢や考え方に関わる部分であり、能力や学歴とは関係ないもの。
3.コミュニケーション力
学歴を気にしない企業では、コミュニケーション力の高さも重要視されています。
世の中に、一人で完結する仕事はなく、ほとんどの仕事は他の人と協力しながら進めていくもの。
そのため、コミュニケーション力は、どんな仕事においても会社で働くうえで不可欠な能力となるもので、企業はとても重要視しています。
コミュニケーション力が低いと、周りの人と円滑にコミュニケーションができず、仕事もうまく回りづらくなるのです。
こうした背景から、学歴を気にしない企業は就活生のコミュニケーション力を選考で見ていますよ。
学歴が関係ない職業4選
学歴が関係ない職業を紹介します。
紹介するのは以下の5つです。
このうち、特におすすめ度が高いのは1つ目の地方公務員と、3つ目のITエンジニアですね。
特にITエンジニアは、その専門性の高さからキャリアプランも描きやすいので、「ゆくゆくは転職で年収アップを狙いたい」という方にもおすすめですよ。
(1)地方公務員(年収650万円)
地方公務員といえば、ベネッセが行った「高校生のなりたい職業ランキング」で1位に輝いたこともあるに人気職業。
一般的には学歴重視のように思われていますが、種類によっては高卒でも就職可能となっています。
その魅力は、なんといっても年収が高めなこと、福利厚生が充実していることでしょう。
また、俗に「親方日の丸」といわれるだけあって倒産やリストラの心配がなく、ボーナスや退職金も一定額が保証されています。
地方出身者の場合、「地元に貢献したかったから」と、志望動機に悩まずに済むのもポイントです。
(2)施工管理(年収630万)
施工管理とはその名の通り、施工や予算、書類手続きなど工事に関する管理を行う職業。
いわゆる現場監督と混同されることが多いですが、実は施工管理技士というれっきとした国家資格でもあります。
こう聞くと、「国家資格ってなんだか難しそう」と思われるかもしれませんが、その合格率は常に40%前後をキープしています。
そのため、「勉強に自信がない」という方でも十分合格可能です。
また、株式会社クイックが施工管理1435人を対象に行った調査によると、平均年収は630万6,376円となっています。
引用:株式会社クイック『施工管理待遇アンケート』
(3)ITエンジニア(年収500万)
ITエンジニアは、IT全般に携わるエンジニアのこと。
主に、システムエンジニアとプログラマーの2種類に分けられますが、いずれも業務内容は専門的でありながら、学歴や学部が問われにくい職業となっています。
というのも、ITエンジニアは慢性的な人手不足に悩まされており、常に新しい人材を求めているからですね。
そのため、文系の学生でも問題なく就職可能です。
また、未経験者を前提にしている企業では、研修制度が充実しているのもポイントです。
ちなみに、文系でSEやプログラマーになれるのかと疑問に思う人もいるでしょう。こちらの記事で、SE・プログラマーに向いている人や、就職成功のコツを解説しているので、参考にしてみてください。
(4)不動産営業(年収400万)
不動産営業は、数ある営業職の中でも学歴が問われにくいものの1つ。
比較対象としては生命保険営業が挙げられますが、こちらは飛び込み営業が多いのに対し、不動産営業は資料請求や問い合わせなど行う見込み顧客を対象とします。
最大の特徴は、実力さえあれば年収1,000万も十分実現可能なことでしょう。
その分、安定性が低く、人の入れ替わりも非常に激しいのが難点ですね。
また、いわゆるブラック求人が多いため、応募する前にその企業への綿密なリサーチを行ないましょう。
なお、「そうはいってもブラック企業かどうかなんて分からない…」という方は、以下の記事で紹介しているブラック企業リストを活用してみてくださいね。
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まとめ
この記事では、就活に学歴が関係あることはデータが証明していることや、就活に学歴が必要な理由、学歴が関係ない職業を紹介しました。
残念ながら、就活と学歴の関係性は様々なデータが物語っています。とはいえ、学歴がほとんど意味をなさない職業が存在するのも事実です。
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