
【メール・はがき】インターンシップお礼状の書き方・例文を紹介
「インターンシップに参加したけど、企業に対してお礼状は出すべきなんだろうか?迷惑ではないのか?」
「インターンシップのお礼状を出さないと、その後の選考に悪影響はあるの?」
「お礼状を出すときにはどんな形式で出すのが望ましいのだろうか?」
このようにインターンシップ参加後のお礼状に関してさまざまな悩みを持っていませんか?
実は、インターンシップのお礼状は適切に出すことで企業からの評価を高められます!
ここでは企業から評価され、あなた自身のことを覚えてもらうためのお礼状の書き方を、企業がなぜお礼状を求めているか?という観点で解説し、具体的な書き方について紹介します。
この記事を読み、インターンシップ参加企業からあなたへの評価を上げ、他の受験者と大きな差をつけましょう!
また、他にもさまざまなインターンシップに参加したいと考えている方は、以下の記事にも目を通しておきましょう。
目次
インターンシップ参加後にお礼状を出すべきか
「インターンシップに参加した後お礼状を出すべきなのかな?」と悩みますよね。
そもそも忙しい企業の方に受け入れをしてもらった上に、お礼状を読んでもらう時間を作ってもらうのは申し訳ないという気持ちもあります。
お礼状を出すことのメリットとお礼状を出さないことのデメリットを解説します。
1.企業はお礼状を求めているか?
結論から言うと、企業の窓口となっている人事担当者や受け入れ部署の方は、インターンシップ参加学生からのお礼状を求めているわけではありません。
ただし、お礼状を出すことで「礼儀正しい学生だな」と少し良い印象を与えることができます。
また、企業は学生からの意見を知りたいので、お礼状を通して伝えることで、企業の利益になる可能性があります。
意見を集めるだけなら、アンケートなどが簡単で便利ですが、お礼状で意見を述べることは、学生側にも後述するようなメリットがあります。
せっかくお礼状を送るなら、企業にとってもメリットとなる意見を伝えましょう。
- 内容に対して期間が短すぎなかったか?
- 受け入れ職場はきちんと面倒を見てくれたか?
- 職場の雰囲気はどう伝わったか?
- インターンシップ前後で自社への志望度はどう変化したか?
基本的にポジティブな意見を伝えましょう。
2.お礼状を出すメリット4つ
学生にとって企業へお礼状を出すことのメリットは大きく、書いた方が評価を高めやすくなります。
- 礼儀正しくマナーに優れた学生だと認知してもらえる
- 自分の意見を持ち、相手に伝えられる能力が評価される
- インターンシップに真剣に取り組んでいたことがわかる
- 他の就活生と差別化でき印象に残りやすい
社会人生活を円滑に進め、なおかつ企業にとって評価できる社員が備えているべき要素をお礼状によってアピールできます。
また、多くの就活生はインターンシップに参加してもお礼状を出していないため、企業の印象に残りやすく、評価が上がりやすくなります。
お礼状は感謝の気持ちを伝えると共に、アピールの方法としても有益でメリットは大きいです。
3.お礼状を出さないデメリットはない
もしお礼状を出さなかったとしても、絶対的なデメリットはありません。
すべての学生がお礼状を出すわけではありませんし、日々の業務が忙しく忘れ去られてしまうからです。
しかし、同様にインターンシップに参加した学生が適切なお礼状を出していたとすると、相対的にあなたとその学生に対する企業からの評価は、差がついてしまいます。
志望度の高い企業であればせっかくのアピールチャンスなので、出す出さないで悩むのであれば、お礼状を出すことをおすすめします。
4.お礼状はいつ出すべきか?
お礼状を出すタイミングは、インターンシップが終わった直後が望ましいです。
企業にとってはインターンシップの振り返りなどをしている中で、貴重な意見を含めてお礼状を受け取ることで、次への改善につなげやすくなります。
学生にとっては、企業での貴重な経験が強く残っているうちに書けるため独自の文章になり、企業からの印象もよくなります。
既に時期を逸してしまった人であっても、出さないよりは出した方がよいため、できるだけ早いタイミングで出しましょう。
お礼状の書き方
お礼状を出すときには、形式や書き方に関して最低限の礼儀を踏まえておけばそれほどこだわらなくても問題ありません。
形式や媒体をどうするか悩むのであれば、記載する中身を考えることに時間を使いましょう。
ここでは、より具体的にお礼状の書き方について解説していきます。
1.お礼状はメールと手書きのどちらでも問題ない
お礼状は電子メールでも手書きでも問題ありません。
企業にとってもあなたにとっても、重要なのはお礼状を書いて企業に届いたという事実であり、お礼状に書かれた内容だからです。
メールには手軽で素早く出せるメリットがありますし、手書きの場合には丁寧な印象を受けるというメリットがあります。
どちらも一長一短がある方法なので、好みに合わせて選択することをおすすめします。
2.封筒やはがきの選び方
手書きでお礼状を出す場合、はがきではなく封筒で送る方が良いです。
はがきの場合には、書いている内容がさらされている状態になるため記載できる内容に制限がかかります。
万が一企業が外部に知られたくない内容を気づかずに書いてしまった場合、問題になる可能性もあります。
封筒を選ぶ際にも、中に入れる便箋に記載した内容が透けていないか?という点には注意をしましょう。
お礼状に用いる封筒に関しては以下の記事で詳しく説明しています。
3.記入するべき内容と注意するべきポイント
お礼状を書く際には、宛名書きと本文それぞれに対して記載するべき内容と注意するべきポイントがあります。
ここを適切に書いておかないと、せっかくのアピールチャンスを活かしきれませんので、宛名書きと本文に分けて解説していきます。
#1:宛名書き
宛名書きで注意するべきポイントは、「宛名を誰にするのか?」と「部署などの所属を書くこと」の2点です。
インターンシップでお世話になった方は多くいると思いますが、全員の名前を列挙する訳にもいきませんので、宛名書きは一番お世話になった人を記載しましょう。
1dayインターンシップなどの場合には人事担当者、長期間職場で実習をさせてもらった場合には受け入れ部署の担当者を記載するのが望ましいです。
また、規模が大きくない会社であれば氏名だけの記載で届くかもしれませんが、規模が大きい企業であれば同姓同名の方もいる可能性があります。
届ける際にもできるだけ手間がかからないようにするために、きちんと部署や役職など分かる範囲で記載しましょう。
#2:本文
もっとも重要な本文ですが、企業が学生からのお礼状を通して知りたいことをきちんと書く必要があります。
頭語や結語は「拝啓」と「敬具」、時候の挨拶は「暑さもやっと峠を越したようです。」や「残暑厳しき折、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。」などの、時間をかけずに当たり障りのないもので問題ありません。
- インターンシップ参加のお礼
- インターンシップを通してあなた自身が学んだこと
- 参加前後での企業に対するイメージの変化
- 期間・内容・対応時間などインターンシップ内容に対する意見
このような内容を記載することで、企業の担当者にも得るものが大きく、あなたの評価も高められます。
誤字脱字は論外ですが、あまり形式にこだわりすぎずにあなた独自の気持ちや感じたこと・意見に時間をかけて記載するのがおすすめです。
4.お礼状の例文
お礼状を書く際に記載するべき内容が分かっても、書き始めるとどう書いたらよいのか迷ってしまうこともあります。
手書きで便箋などに書く場合と、メールで出す場合とに分けてお礼状の例文を紹介します。
そのまま引用するのではなく、イメージをつかんで自分が感じた内容を反映させていってください。
#1:手書きの場合
手書きの場合には、最低限の形式を考慮して記載する必要があります。
始めに「拝啓」の頭語をつけて、時候の挨拶「貴社におかれましては~」と続くのが一般的な流れとなります。
時候の挨拶の他の例は、以下のものがあります。
- 貴社におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます
- 貴社におかれましてはいよいよご発展の由、お慶び申し上げます
その後インターンシップに参加した感想と本選考への思いを記し、結びの挨拶「貴社のますますの~」、結語である「敬具」で締めくくります。
インターンシップの感想はより具体的である方が印象に残りますので、インターンシップ中はメモを取る事をおすすめします。
今回のインターンシップの感想や出来事に加え、学んだことやそれをどう業務に活かせるかを書くと意欲的に感じられます。
最後に日付と差出人、宛名を書いて終わりです。
大学名と学部・学科名を忘れないように気をつけましょう。
#2:メールの場合
メールの場合には、手書きの場合に比べて形式的な部分はシンプルに記載するのが一般的です。
【件名】インターンシップ参加のお礼(大学名・名前)
○○株式会社
○○部○○室
○○様
お世話になっております。
先日、貴社の冬季インターンシップに参加させて頂きました○○大学の○○と申します。
この度は、貴社のインターンシップに参加させて頂き誠にありがとうございました。
インターンシップを通して、興味はありながらも実際にどのような仕事をしているのかわからなかった貴社の業務を体験でき、実際に働いていくイメージを持てました。
インターンシップ参加前には、私の経験や大学で学んでいることを貴社の業務に対してどう生かしていくことができるのか不安でしたが、今は貴社で活躍できるように持っているスキルだけでなく、新たな知識や経験を身につけるために○○の資格を学び始めました。
ご担当者様のご負担を考えるとこれ以上期間を延ばすことは難しいかもしれませんが、欲を言えばあと一週間御社での経験を積ませて頂きたかったと感じています。
改めて、インターンシップという貴重な機会を与えて頂き感謝いたします。
今後の選考にも参加させて頂きますので、よろしくお願い致します。
○○大学○○学部 ○○
mail:○○
TEL:○○
メールの場合は、手書きのお礼状よりもイメージしやすいと思います。
丁寧な言葉遣いに注意する一方、あまり固くなりすぎないように率直に今の気持ちを伝えることで、好印象にうつるでしょう。
内定につながる自己分析ならAnalyze U+
自己分析に時間をかけすぎていませんか?
自己分析で大事なのは、”企業が求める能力と自分の能力が合っているかどうか”を判断することです。
自分にどんな強み・能力があるかを素早く正確に把握できるのが、スカウト型就活サービスを提供しているOfferboxのAnalyze U+という機能です。
Analyze U+は、自己分析の精度が高いのはもちろん、その結果に興味をもった企業からスカウトが届きます。
実際にプロフィールを80%以上入力した学生のオファー受信率は93.6%!
5分で登録できるので、今すぐ登録して自分の強みを把握するようにしましょう!
\無料で自己分析/
お礼状を書いて志望度をアピールしよう!
この記事では、インターンシップに参加した後のお礼状について、書かないよりは書いた方が良いということ、書くべき内容について解説しました。
お礼状を書くことは、志望度が高い企業に対してアピールするための重要なチャンスと捉えられたのではないかと思います。
インターンシップに参加すること自体があなた自身にとっては貴重な経験ですが、せっかくならさらに選考に有利になるようなお礼状を送ることをおすすめします。
あなた自身が感じたことや、企業担当者が知りたいことを書いていけば、周囲との差別化は十分できます。
この記事の内容を活かして、お礼状で採用活動を有利に進めていきましょう!