
【面接の逆質問例23選】必須ポイント2つとNG逆質問3つも紹介
「逆質問(学生が面接官にする質問)って例えばどんな質問をすれば良いの? 」
「なぜ面接に逆質問があるの? 」
このようなお悩みを抱えている人はいませんか?
実は、逆質問は入社意欲とコミュニケーション能力を測るための重要な選考要素の一つなんです!
この記事では、段階別・業界別逆質問の例や逆質問の意図、押さえるべきポイントなどについて紹介します。
この記事を読めば、印象に残る逆質問で面接を突破できますよ!
1.段階別!おすすめの逆質問
逆質問は、面接の段階ごとに変えるのがベターです。
基本的に面接は高次に進むほど面接官の年次が上がるので、それぞれの面接で質問すべき内容が異なるからです。
ここでは、3つの段階別でおすすめの逆質問を紹介します。
(1)一次・二次面接で使える逆質問
一次・二次面接の面接官は若手の採用担当者や現場社員であることが多いです。
就活生と比較的年の近い社員なので、それを踏まえた質問をすると良いでしょう。
また彼らは、企業の将来などについては詳しく知りません。
彼らに聞いても答えが得られない質問は避けましょう。
・○○さんが入社後最初にぶつかった壁は何でしたか?また、どのように乗り越えましたか?
・○○さんが入社前に抱いていた御社の印象と、入社後に感じた印象にギャップはありましたか?
(2)三次以上の面接で使える逆質問
高次の面接では、ベテランの社員さんたちが面接を担当します。
その企業で何十年も働いていて、企業全体を理解していること・たくさんの経験を積んできたことを踏まえて、具体的な質問をするのも良いでしょう。
・私は御社でゆくゆくは●●部で働きたいのですが、●●部に配属される社員さんはどのような方が多いのでしょうか?
・御社の~~という理念について理解がまだ曖昧なのですが、○○さんが業務の中で~~を感じられた経験はありますか?
(3)最終面接で使える逆質問
最終面接では、役員クラスの社員や場合によっては社長も登場します。
大きな決定権を持ち、企業の今後についても知っている社員さんなので、企業の意思決定や未来について質問してみるのも一つです。
また、最終面接にもなると、残った学生たちは優秀な人間ばかりです。
その中でも、「絶対にこの子が欲しい!」と思ってもらわなくてはいけません。
その2点に留意して質問を考えましょう。
・近年御社はアジア地域でのビジネスに注力されていますが、長期的に見た海外戦略の大きな目標は何でしょうか?
・私は御社のリソースを活かして●●ビジネスを新規事業として立ち上げたいという目標があるのですが、可能でしょうか?
2.業界別!おすすめの逆質問
業界・業務内容についての質問も逆質問におすすめです。
志望度の高さをアピールできるので、有効な質問です。
業界研究・企業研究のなかで浮かんだ疑問を逆質問にしてみましょう。
- コンサル
- 金融
- 総合商社
- メーカー
- IT
- 建設
- 不動産
- 自動車
業界研究の方法やおすすめの書籍については、こちらの記事を参考にしてください。
(1)コンサル
コンサルといっても様々な種類がありますが、共通している特徴は「クライアントの課題を解決すること」です。
そのような業態であることを踏まえると、質問も考えやすくなるでしょう。
・○○さんが今まで携わった案件のなかで、一番達成感を感じた案件は何ですか?
外コン内定者のインタビュー記事も参考にしてみてください。
(2)金融
金融にも色々な企業・職種があります。
外資系・日系かによっても面接の雰囲気が大きく異なりますので、分けて説明します。
#1:外資系
外資系、とりわけ外資系投資銀行は、金融に関する知識や業務の理解度が高いことが当たり前の世界です。
そのため、金融に対する理解と高い関心を示せる質問を用意すると良いでしょう。
経済関係のニュースで気になったことをもとに質問を考えるのも一つの方法です。
・私は先日御社が携わった●●社の海外M&Aに関心を持ち、今回のM&Aのポイントは~~だと自分なりに考えたのですが、○○さんはどのようにお考えでしょうか?
外銀内定者のインタビューも参考にしてみてください。
#2:日系
日系金融の特徴は、イベントや面談など、社員との接触回数が多いことです。
そこで入手した情報をもとに質問を考えると良いでしょう。
(3)総合商社
総合商社の業務の幅は想像以上に非常に広いことが大きな特徴です。
「この業務がどんな事業に携わっているのか? 」をイメージではなく、もう一度確認してみましょう。
ありとあらゆる分野に関わっているので、ニュースで情報収集するのも大変良い方法です。
また、総合商社は基本的にOB訪問が必須なので、OB訪問から得られた情報をもとに質問をするのもおすすめです。
・OB訪問の際に御社には~~のような新規事業があると伺い、とても面白いと思いましたが、○○さんが面白いと思う新規事業を可能な範囲で教えてください
(4)メーカー
メーカーは他業界と比較して知名度の高い企業が多いので、就活生が殺到します。
そのため重要なのが、ミーハー就活生との差別化です。
重要なことは、消費者目線で考えるのではなく、ビジネスサイドで考えることです。
・競合他社と比較して御社の海外事業が大きなシェアを占めている理由は何でしょうか?
(5)IT
情報系の学部や選考でなければ、業界理解が難しい業界です。
しかし、意外と身近なところにシステムが存在しているので、普段の生活の中で便利だと思うシステムや、改善の余地のあるシステムに目を向けてみると良いでしょう。
また、IT企業での長期インターンシップやプログラミングなどの経験がなく不安な人は、それを質問に絡めるのも手段の一つです。
・IT未経験なのですが、御社に入社させて頂ける場合、入社までにどのような勉強をすると良いでしょうか?
(6)建設業界
ゼネコンなど建設業界は大きい仕事に取り組めるという漠然とした理由やあこがれだけで1次選考に進んでしまうケースも多いです。
具体的にどういった能力が必要になるのかを聞き、以降の面接で使えるように質問しましょう。
- 大規模プロジェクトでは利害関係者も多くなりプロジェクトを進めるのが大変かと思いますが、御社ではどういった点に注力して取り組まれていますか?
→ここでの回答のキーワードを次回の面接に使うようにする。
(7)不動産業界
不動産業界は労働環境や働き方が遅れているところもあり、現在働き方改革が進んでいる業界です。
働き方は変えつつ、不動産業界で働くメリットである待遇については期待ができる業界ですが、待遇面だけでなくどういった意識をしているか、入社後のモチベーションを考えられるようにしましょう。
- 不動産は売り主と買主の二者に対してビジネス活動を行っていくことが必要となると思いますが、御社ではどのように調整を行っていますか?
→売り主の場合はとにかく売りたい営業気質(成績次第で好待遇)、買主の場合は理想の住まいなどへの配慮があると考えらえる。
(8)自動車業界
自動車業界は人口減少の日本において今後よりグローバルな展開を目指し、また脱炭素社会に向けての取り組みも必要になる実は変革性の大きい業界です。
自ら進んで課題解決を行える人間ということをアピールできるような質問を行いましょう。
- 御社では世界的に見ても○○(自動運転)の技術に対し先進的な取り組みを行っていると思いますが、そのような先進的な取り組みを行うために社員の方はどのような意識で仕事を行っているのでしょうか。
→会社としての課題に対する取り組み方を聞くことができるため、以降の面接で考え方をすり合わせしやすくなる。
3.面接で逆質問の時間を設ける意図
面接で逆質問をする意図は2つあります。
・入社意欲を測るため
・コミュニケーション能力を測るため
面接官が投げかける質問で上記2点を測り切れないため、企業は逆質問の時間を設けます。
逆質問も大事な選考の一環なので、手を抜いてはいけません。
2つの理由について、詳しく説明します。
(1)入社意欲を測るため
企業は、逆質問の内容で入社意欲や志望度を測ろうとしています。
企業からの質問でも入社意欲は測られていますが、志望動機で語られる話は、どの学生も似たり寄ったりです。
それだけでは比較しきれないので、逆質問も一つの大事な指標となるのです。
例えば、「御社の中長期計画として●●事業に注力される予定と伺いましたが、現在業界トップの××社と比較した際の御社の優位性とは何でしょうか」といったような、現状を踏まえた事業に関する具体的な質問は、企業に対して関心度が高い様子を示すでしょう。
特に志望度の高い企業では、今までに入手したあらゆる情報を踏まえて質問を考えると良いでしょう。
(2)コミュニケーション能力を測るため
逆質問では、学生のコミュニケーション能力が顕著に表れます。
逆質問を考えてみて分かった方も多いと思いますが、状況や相手に合わせた質問を考えるのは案外難しいことです。
適切な質問を出来るかどうかで、同世代だけではなく、世代・環境を問わないコミュニケーション能力があるかどうかが分かるのです。
ただ賢そうな質問をするのではなく、質問される側の立場を考えて質問を選びましょう。
4.逆質問で押さえるべきポイント
逆質問を考える上で、段階・業界に関係なく意識するべきポイントが2つあります。
それを押さえるだけで、効率的に質問が考えられるようになります。
就活開始から終了まで、沢山の企業の選考で逆質問をされることになります。
ポイントを押さえずに逆質問を考えると、莫大な時間がかかってしまいます。
これから紹介するポイントを軸に、質問を考えましょう。
- 企業のことを理解している
- なぜその質問をするのかが明確である
順に解説します。
(1)企業のことを理解している
逆質問は入社意欲を測る一基準です。
企業についての知識量は、その企業に対する志望度の高さを証明するからです。
また、企業に関する知識があることで、面接官とのコミュニケーションも円滑になります。
業界・企業・仕事の概要は、あなたと面接官の共通言語のようなものだと意識しましょう。
(2)なぜその質問をするのかが明確である
逆質問で抑えるべきポイント2つ目は、その質問をする理由が明確であることです。
意図が理解できると面接官が答えやすいからです。
面接官の立場になってみて質問を考えてみましょう。
「その質問意味ある? 」と思うような質問をされると、イラっとしませんか?
「逆質問で聞かれるから考えないと」という気持ちで無理矢理考えると、意味のない質問ばかりになってしまいます。
おすすめは、どんな回答が返ってくるかを事前に考えておくことです。
そうすると、回答に絡めた質問も用意できるので、良質なコミュニケーションが生まれます。
逆質問の時間も有意義なものできるよう、心がけましょう。
5.聞いてはいけないNG逆質問
ここまで、質問の例やポイントについて紹介しました。
反対に、してはいけない逆質問というのがあります。
・WEB上に情報がある質問
・意味のない質問
・受け身な考え方の質問
順に説明します。
(1)WEB上に情報がある質問
WEB上に情報があるものについて質問すると、入社意欲のない学生だと思われてしまいます。
なぜなら、入社したい企業であれば企業の概要や重要な情報は、調べていて当然だからです。
待遇や転勤の有無など、企業公式の新卒サイトに掲載している基本的な情報は一通り確認するようにしましょう。
(2)意味のない質問
意味のない質問はしないようにしましょう。
意味のない質問をするとコミュニケーション能力のない学生と思われたり、地頭の悪い学生だと思われます。
例えば、面接官に「お仕事楽しいですか?」と聞くとしましょう。
プライベートな場で知り合いに聞くのであれば正直な感想を得られますが、面接の場で聞いたところで社員さんも「楽しい」としか言えません。
それは面接官も分かっているので、「何でこんなところでそんな質問するんだ? 」と思うのが自然です。
何故面接でこの質問をするのか、それを一度考えてみましょう。
(3)受け身な考え方の質問
受け身な考え方が表れる質問は面接官に悪印象を与えます。
なぜなら、社会人になると成長やチャンスは自分で掴み取るもので、企業が自動的に与えてくれるものではないからです。
「何年目で部長になれますか?」のような聞き方は、受動的に捉えられるのでNGです。
業務に対して能動的な姿勢を示しましょう。
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6.まとめ
この記事では、段階別・業界別の逆質問の例文や、ポイント、NG質問について紹介しました。
逆質問を考えるときにどのようなことを考えれば良いのか、適切な質問とはどのようなものかが分かったと思います。
「逆質問を考えなければいけない」という義務感ではなく、面接官とのコミュニケーションが楽しくなるように質問を考えましょう!