
新卒で大企業に向いていない人の特徴10選!評価される能力や働き方まで解説
このように悩んでいませんか?就活では、企業の規模に関係なく、自分に合う企業から内定を獲得し、入社後活躍していくことがゴールです。
しかし、自分に合う企業を選ぶ中で、大企業と中小企業のどちらが自分に向いているのか迷う人もいるでしょう。
自分が大企業に向いているか向いていないかを知るためには、まずは大企業と中小企業の特徴や働き方の違いを理解することが大切。
この記事では、大企業に向いている人・向いていない人の特徴や大企業と中小企業の働き方の違い、中小・ベンチャー企業のおすすめの探し方を紹介します。
この記事を読めば、自分が大企業に向いているのか、向いていないのかがわかり、就活での企業選びに役立てられますよ。
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目次
誰しもが大企業に向いているわけではない
大企業に入ったら幸せになれると考える人は多いと思いますが、実際は大企業に向いていない人もいます。
たしかに労働条件だけで見れば、大企業のほうが恵まれているでしょう。
公益財団法人生命保険文化センターが行った調査によれば、実際に大企業のほうが男女ともに平均年収が高いことがわかっています。
- 大企業:約376万円
- 中企業:328万円
- 小企業:約303万円
- 大企業:271万円
- 中企業:約252万円
- 小企業:235万円
しかし、大企業にもデメリットはあるので、大企業しか向いていないと決めつけるのは良くありません。
大企業と中小企業それぞれのメリットとデメリットをきちんと知り、どちらが自分に合っているかを考えたうえで、応募していくことが大切ですよ。
「大企業しか見られない、考えられない」という人は、大手病になっている可能性があり、大手病にはさまざまなリスクがあります。
大手病のリスクや克服方法などについて、こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
【業務編】大企業に向いていない人の特徴6つ
大企業に向いていない人の特徴について、業務と性格の面から見ていきましょう、
まずは業務において、大企業に向いていない人の特徴を6つ紹介します。
- マニュアル作業やルーティンワークが苦手な人
- 上司からいわれた指示を素直に実行できない人
- 派閥争いや社内政治が苦手な人
- 過程よりも結果を重視する人
- 何事もスピード感を求める人
- 転勤をしたくない人
大企業の仕事の特徴を知り、自分に向いているか、向いていないかを考えてみましょう、
1.マニュアル作業やルーティンワークが苦手な人
マニュアル作業やルーティンワークが苦手な人は、大企業に向いていないといえるでしょう。
大企業は所属する人数が多いため、社員に仕事が行き渡るよう仕事を細分化し、分配しています。
一人一人の仕事内容と範囲がしっかりと決められているので、決まった手順やルールに基づいて業務を遂行することが求められるのです。
仕事内容はマニュアル作業やルーティンワークが主で、裁量権を持って仕事の仕方を工夫したり、創造的な仕事に出会ったりする機会は少なくなります。
2.上司からいわれた指示を素直に実行できない人
上司からいわれた指示を素直に実行できない人も、大企業に向いていない可能性が高いです。
特に大企業は、上司からの指示を忠実に実行することが求められ、与えられた仕事をしっかりこなすことが大切という価値観だからです。
もし他に効率の良いアイデアややり方があっても、これまで通りのやり方が優先されます。
自分の考えや工夫を優先したい人にとっては、上司から与えられたことを忠実にこなすことが求められる大企業の環境は向いていないかもしれません。
3.派閥争いや社内政治が苦手な人
大企業によくある派閥争いや社内政治が苦手な人は、大企業に向いていない可能性が高いです。
大企業では、組織内でのパワーバランスや人間関係を理解し、それに応じた対応やコミュニケーションが必要になる場面もあります。
また、大企業ではこれまでの風習や確実性を重視するため、変化を好みません。
ルールや業務のやり方を一つ変えるだけでも、何度も会議で審議したり、何人もの役職者から承認を得たりしなければならないケースがほとんど。
上記のような背景もあり、派閥争いや社内政治など、組織内での権力や地位を巡る争いや思惑が絡むことがあります。
4.過程よりも結果を重視する人
仕事の過程よりも結果を重視する人は、大企業に向かない可能性があります。
大企業では結果も求められますが、結果を出すまでの過程や勤務態度も同じくらい評価されるためです。
仕事を遂行するにあたってチームワークやコミュニケーションが重要とされ、プロジェクトの達成には、他のメンバーとの協力や調整が欠かせません。
したがって、結果を出す過程における貢献度も結果と同じくらい重視されるのです。
5.何事もスピード感を求める人
仕事において、何事もスピード感を求める人は大企業に向いていないといえます。
大企業は、中小企業に比べて確実性や風習を重視する傾向があり、何かを決定したり変更したりする際は、上層部の承認や関係部署との調整が必要です。
したがって、大企業では仕事の意思決定のスピードが遅い傾向にあるのです。
6.転勤をしたくない人
転勤をしたくない人は、転勤が多く発生する大企業に向かないでしょう。
大企業は会社の規模が大きく全国に勤務地があるため、会社の辞令で転勤を余儀なくされるケースが多いです。
引用:「企業における転勤の実態に関する調査」|独立行政法人の労働政策研究・研修機構
実際に、独立行政法人の労働政策研究・研修機構が行った調査によると、以下のように企業規模が大きくなるほど正社員の転勤が多くなることがわかります。
- 500~1,000人未満:約70%
- 1,000人以上:約80%
上記のデータから、大企業では転勤を余儀なくされ、たとえ会社に勤務希望地を伝えたとしても、叶う保証はないといえますね。
転勤は新たな生活環境への適応が求められますし、家族や友人と疎遠になる可能性も十分考えられます。
今住んでいるところから引っ越したくない人や、働く地域を自分で選びたい人は大企業には向かないかもしれません。
【性格編】大企業に向かない人の特徴4つ
大企業に向いているか、向いていないかを判断するためには、性格から考えることも大切です。
次に、性格的に大企業に向かない人の特徴を4つ紹介します。
- 協調性がない人
- 上昇志向や成長意欲の高い人
- 人生において仕事が最も重要だと考える人
- 好奇心旺盛な人
ぜひ、自分の性格と照らし合わせて見てみましょう。
1.協調性がない人
協調性がない人は、大企業でうまくやっていけず、向いていないといえます。
大企業は関わる人数が多く異動も多くあり、仕事に関わるメンバーが変わることも頻繁にあるでしょう。
また、チームでのプロジェクトや会議での意見交換、業務の共有や連携など、多くの場面で協調性が求められます。
そのため、立場や考えが異なる周りの人とうまくやっていく協調性がないと、仕事もうまくいかなくなる恐れがあるのです。
大企業の中には、飲み会への参加や上司より多く残業していることも協調性の一部と捉えて、評価するところもあります。
2.上昇志向や成長意欲の高い人
上昇志向や成長意欲の高い人は、大企業に向いていない可能性があります。
大企業は基本的に年功序列のため、すごい成果を出したからといってすぐに昇進したり、大幅に出世したりすることはありません。
きちんと年齢と成功を積み重ねて、長い時間をかけて着実にステップアップするしかありません。
したがって、上昇志向や成長意欲の高い人でも、大企業では昇進までに時間を要する可能性が高いです。
反対に、ベンチャー・スタートアップ企業であれば、会社が大幅に成長し、一気に役職が上がったり上場したりと、飛び級的な昇進もありえます。
3.人生において仕事が最も重要だと考える人
人生において仕事が最も重要だと考える人は、仕事がゆるく年功序列のはっきりした大企業では向いていないかもしれません。
大企業といっても、商社や建設業界、IT業界など忙しいところももちろんありますが、中にはワークライフバランスを重視した仕事がゆるい会社もあります。
人生において仕事が最も重要だと考える人にとって大企業は、自身の仕事への情熱やチャレンジ精神を十分発揮できないかもしれません。
仕事に充実感を求める人は、ベンチャー・スタートアップ企業や起業などの道を行くほうがイキイキと働けるでしょう。
4.好奇心旺盛な人
好奇心旺盛な人は、個人の裁量や創造性が求められにくい大企業は向いていないでしょう。
大企業では業務が細分化され、業務内容も固定化されていることが多く、マニュアル化された仕事が主流になっています。
好奇心旺盛な人は、さまざまな仕事に興味を持つ傾向にありますが、上記のような大企業の環境に苦痛を感じやすいのです。
自分自身の成長や学びを重視し、多様な仕事に挑戦したいと考える人にとっては、大企業はあまり適した環境ではないため、向いていません。
大企業に向いている人の特徴まとめ
これまで、大企業に向いていない人の特徴を紹介しましたが、逆にどういう人が大企業に向いているのか確認していきましょう。
大企業に向いていない人の特徴 | 大企業に向いている人の特徴 |
マニュアル作業やルーティンワークが苦手な人 | マニュアルやルーティンワークにやりがいや楽しみを見出せる人 |
上司からいわれた指示を素直に実行できない人 | 自分で考えるよりも、人からいわれた指示を着実にこなしたい人 |
派閥争いや社内政治が苦手な人 | 派閥争いや社内政治に抵抗がない人 |
過程よりも結果を重視する人 | 結果だけでなく過程でも評価されたい人 |
何事もスピード感を求める人 | スピードよりも質や失敗しないことにこだわって仕事をしたい人 |
転勤をしたくない人 | 住む場所にこだわりがない人 |
協調性がない人 | 協調性がある人 |
上昇志向や成長意欲の高い人 | 年齢と共に着実にステップアップしていきたい人 |
人生において仕事が最も重要だと考える人 | 人生において趣味やプライベートの優先順位が高い人 |
好奇心旺盛な人 | 与えられた仕事を着実にこなしていきたい人 |
上記の表を見て、自分が大企業に向いているのか、向いていないのか判断してみましょう。
「大企業に向いていないかも……」と思った人は、記事の後半で中小・ベンチャー企業のおすすめの探し方を紹介しているので、参考にしてくださいね。
大企業が就活生に求める能力4選
大企業は、就活生にどのような能力を求めているのでしょうか?
そこで、大企業が就活生に求める能力を4つ紹介します。
- コミュニケーション力
- リーダーシップ
- 協調性
- 素直さ
上記の能力は、大企業だけでなく中小・ベンチャー企業でも求められるので、中小・ベンチャー企業志望の人も参考にしてくださいね。
1.コミュニケーション力
大企業が就活生に求める能力のうち、コミュニケーション力が最も求められています。
帝国データバンクが行った調査によると、企業が求める人材に、コミュニケーション力が最も多く挙げられていることからもわかります。
大企業では、多くの社員が所属し、異なる部署や役職の人との連携が求められるため、円滑なコミュニケーションが求められるのです。
だた、コミュニケーション力といっても具体的にどのようなものかわからない人もいるでしょう。
仕事で求められるコミュニケーション能力は、相手と上手にコミュニケーションを取るのはもちろん、以下のような能力とも表せます。
- 相手の要望や課題をうまく引き出す能力
- 相手と折衝や交渉を円滑に進める能力
- 物事を筋道立てて説明できる能力
大企業への就職を考えている人は、上記の能力をうまくアピールしていきましょう。
2.リーダーシップ
大企業では、リーダーシップも求められる能力の一つです。
リーダーシップとは、目標達成のために個人やチームに対して行動を促す力のこと。
そのため、リーダーシップは大企業へのアピールに有効な能力といえます。
自己PRでリーダーシップをうまくアピールするコツや注意点を知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
3.協調性
協調性も大企業で働くうえで、必要になる能力の一つです。
大企業は多くの社員が所属し、複数の部署やチームが連携して業務を進めることが求められるため、協調性を持ち、他の人と協力し合う能力が重要。
協調性の高い人が企業に加われば、意見交換が活発になったり、良い雰囲気の働きやすい環境が作れたりなど、生産性の向上にも寄与します。
したがって、協調性は大企業から求められているのです。
自己PRで協調性をうまくアピールしたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
4.素直さ
大企業に限らずですが、素直さは企業が学生に求める能力の一つです。
企業が求める素直さとは、指示やフィードバックを素直に受け入れ、適切に行動に移す姿勢や柔軟性を意味しており、吸収力が高い人のことを指します。
仕事についてまだ何も知らない人が成長するためには、素直さが必要なので、企業では素直な人を採用したいと考えているのです。
素直でない人は、周囲からも応援されず、入社後に成長する可能性が低いといったように企業からネガティブに捉えられてしまいますよ。
自己PRで素直さをアピールするコツや注意点を知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
大企業と中小・ベンチャー企業の働き方の違い
ここで、大企業に向いているか、向いていないかについて、働き方の面から判断してみましょう。
大企業と中小・ベンチャー企業の働き方の違いを、大まかに紹介していきます。
- 大企業の働き方
- 中小・ベンチャー企業の働き方
それぞれメリットとデメリットがあるので、どちらが自分に合っていそうかを確認してみましょう。
1.大企業の働き方
大企業は事業規模が大きく、給与が安定していてワークライフバランスも取りやすい働き方ができる会社が多いです。
仕事内容では、会議やルーティンワークが多めで、社内調整にも多くの時間を割くことが特徴。
仕事の進め方ややり方も、マニュアルできっちり決められているケースが多いです。
一方で、組織が安定しているため、大企業の働き方には変化が少ないという一面があり、変革や新しい取り組みへの挑戦が少ない場合があります。
2.中小企業の働き方
中小・ベンチャー企業は事業規模が小さいことから、経営が不安定な傾向にあります。
働き方としては、営業や企画など、部署や職種に関係なく幅広い仕事ができるのが特徴で、与えられる裁量権も大きく、仕事のスピードも早いです。
中小企業に就職できれば、上記のような特徴から、若手のうちからさまざまなことを経験でき、成長しやすい環境といえます。
また、福利厚生は大企業と比べてどうしても劣ることも理解しておきましょう。
こちらの記事では、他にも中小企業のメリットやデメリット、向いている人の特徴を解説しているので、参考にしてみてください。
大企業に向かない人の中小・ベンチャー企業の探し方3つ
ここまで記事を読んできた中で、自分は大企業に向いていないかもと感じた人もいるでしょう。
そこで、大企業に向かない人の中小・ベンチャー企業の探し方を3つ紹介します。
- 中小企業に特化した合同説明会に参加する
- 逆求人型の就活サイトから探す
- 就活エージェントから優良求人を紹介してもらう
自分が大企業に向いているのか、向いていないのかわからない場合は、就活のプロである就活エージェントに相談してみましょう。
1.中小企業に特化した合同説明会に参加する
大企業に向いていないと感じた人は、中小企業に特化した合同説明会を利用して中小・ベンチャー企業を探してみるといいでしょう。
中小・ベンチャー企業に特化した合同説明会は、多くの中小・ベンチャー企業が参加しているので、効率的に探すことが可能です。
実際に開催しているイベントとして、以下があります。
上記のような合同企業説明会では、企業の採用担当と直接話せたり、個別相談に乗ってもらえたりする機会もあるので、ぜひ参加してみましょう。
2.逆求人型の就活サイトから探す
逆求人型の就活サイトを使って、中小・ベンチャー企業から直接オファーをもらって探す方法もあります。
逆求人型サイトとは、自分のプロフィールを登録したら企業からオファーを受けられるサービスのこと。
逆求人型サイトに登録することで、自分では気づかなかった魅力的な企業から直接話を聞くことができ、選考プロセスを短縮してくれる企業もあります。
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3.就活エージェントから優良企業を紹介してもらう
このように悩んでいるなら、就活エージェントに中小・ベンチャー企業を探してもらい、内定獲得までサポートしてもらうのがおすすめです。
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しかし、「就活エージェントといっても多くてどれを選べばいいかわからない」という人もいると思います。
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大企業に向いているか・向いていないかは早めに理解しよう
この記事では、大企業に向いている人・向いていない人の特徴や大企業と中小企業の働き方の違い、中小・ベンチャー企業の探し方を解説しました。
就活の方向性を決めるためにも、自分が大企業に向いているか・向いていないかは早めに理解することが大切ですよ。
大企業と中小企業それぞれのメリットとデメリットを理解し、どちらが自分に合っているかを考えたうえで、応募していきましょう。
「大企業と中小企業どちらに向いているか自分では判断が付かない」という人は、就活キャリアに相談してくださいね。