
ガクチカがない学生必見!例文とエピソードの作り方と伝え方を徹底解説
- 「学生時代頑張ったこと(ガクチカ)がなくてESが書けない!」
- 「学生時代に何もすごい経験をしていない!」
このようなお悩みを抱えていませんか?
実は、フレームワークを使えば、誰でも魅力的なガクチカが書けるのです!
ここでは、ガクチカがない時の対処法や、面接官が見ているポイント、書き方や例文を紹介します。
この記事を読めば、面接官や採用担当者の心を掴むガクチカが完成しますよ!
以下の記事では、ガクチカの書き方から面接での話し方のコツまで詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
24卒向けのおすすめ就活サービス!
就活キャリアに登録すれば、以下のサポートが受けられます。
-就活に関する相談やエントリーシート(ES)の添削
-自己分析から書類選考、面接対策まで一貫してサポート
企業選びから内定までトータルでサポートします!
\今すぐ内定獲得!/
目次
ガクチカがないときの対処法
ガクチカがないと感じている場合には、自己分析が足りていないことが多いです。
いきなり文章を書き始めるのではなく、まずは目的に沿った自己分析をしましょう。
そうすることで、最適なエピソードを見つけられます。
1.ガクチカの材料を洗い出すための自己分析
自己分析では、先にどんな経験が企業から求められるかを理解して、求められるような経験をあなたの過去の経験から探します。
ガクチカで大事なことは結果の大きさではなく、あなたのポテンシャルを相手に伝えることです。
逆に、小さい結果あっても、企業が求める性格や能力、思考プロセスを持っていれば十分に評価されます。
ガクチカの材料を探すときには、パッと思い浮かぶ経験だけでなく、企業のニーズに沿った経験を小さなものでもいいので洗い出すようにしましょう。
自己分析は自己分析シートを使って行うと効率的にできます。
以下の記事でダウンロード可能なシートを紹介しているので、参考にしてください。
伝わるガクチカを作るためのフレームワーク
ガクチカはあなたの能力を面接官に伝えるものです。
何を頑張ったかという事実だけでは、あなたの能力は伝わりません。
例えば、「こんなことをしてアルバイト先の売上を上げました!」というだけでは、あなたの強みが上手く伝わりませんよね。
フレームワークに沿ったガクチカを練ることで、限られた時間・文字数の中であなたの強みを最大限に伝えましょう。
1.ガクチカは7つの要素で構成しよう
ガクチカで大事なことは、あなたのポテンシャルを企業に伝えることです。
そのためには上の7要素すべてを伝えましょう。
そうすることで、あなたが言いたいことを説得力を持って伝えられます。
7要素を順に説明します。
3で例文を紹介してるので、ここでは各要素の概念を理解しておきましょう。
#1:経験
アルバイト、部活・サークル、研究などを通じて、あなたが結果を出した経験です。
成果の大きさは大事ではありませんので、企業側が求める人物像を理解した上で探してみてください。
経験を一言でまとめると、どう言うことができるのかを伝えましょう。
#2:背景
ガクチカに必要な要素2つ目は、その経験をした背景をあげることです。
採用担当者はあなたが何をしてきたかを知りません。
聞き手・読み手に、あなたがどんな状況にあったのかを簡潔に説明する必要があります。
#3:課題点
ガクチカに必要な要素3つ目は、経験の中であなたが解決した課題です。
どんな背景があって、その中でどんな課題点を見つけたのかを述べることで、あなたの能力に深みが増します。
例えば、サークルの代表をしている中で、部員が練習になかなか来ないという課題点を見つけたなどです。
あなたが能力を発揮する前の段階でどのような課題を見つけたのかをしっかり伝えましょう。
#4:アクション
ガクチカに必要な要素4つ目は、課題を解決するために取ったアクションを述べることです。
どのようなアクションをとって課題解決を図ったのかを伝えることで、あなたの能力をアピールする裏付けになります。
例えば、部員が練習になかなか来ないという課題には練習自体が面白くないという問題があったので、従来の練習方法だけでなく、みんなが練習したくなる方法を考えたなどです。
課題に向かって努力した過程として、どんなアクションをとったのか伝えましょう。
#5:結果・変化
ガクチカに必要な要素5つ目は、アクションを起こした結果と、どのような変化が起こったかを述べることです。
あなたが能力として述べるからにはその事を証明する結果が無くてはなりません。
ただし、ここで注意してほしいのは、数字をもって話したり、「すごい結果を話さなければならない……」と思わないことです。
結果やアピールというと「全国1位」「売上○○倍」などの数字などに捕らわれがちですが、そんな学生はごくわずかですし、必ずしもそれだけで内定ということはありません。
企業からしたら学生の活動の結果というのはどれも同じようなものですので、結果に捕らわれるのではなく、どんなプロセスがあったか、どんな変化があったかを丁寧に伝えるようにしましょう。
#6:経験からの学び
ガクチカに必要な要素6つ目は、経験からの学びを述べることです。
学んだことを伝えることで、今後も同じような壁にぶつかったときに成果を出せることを証明できるからです。
経験を通じてあなたが学んだことを端的に説明してください。
#7:仕事への活かし方
ガクチカに必要な要素7つ目は、学んだことをどう仕事に活かせるのかを伝えることです。
あなたがどんなに素晴らしい能力を持っていても、その能力が仕事に活かされなければ企業からは不要です。
さらに、ここで仕事への活かし方を伝えることで、「この学生は自分の強みをどう活かすかを考えられている」「この能力を持っているならたしかにうちで活躍してくれそうだ」と思ってもらうことができます。
しっかりとあなたの学びがどう仕事に活かされるかを伝えましょう。
内定者のガクチカを参考にしよう
学生時代に力を入れたことは、書類選考でも面接でも、大切なアピール要素です。でも立派な体験談が思いつかなかったり、上手に伝えられなかったりして、苦労している人も多いのではないでしょうか。
そこで活用したいのが、『人気企業内定者の「ガクチカ」まとめ』です。
「ガクチカまとめ」ではガクチカの作り方や、内定者の回答例を多数収録しており、短い時間で高クオリティのガクチカを作ることができます。ガクチカまとめを活用して、選考を突破しましょう。
【活動別】ガクチカの例文4選
ここまで、ガクチカに必要な7つの要素を紹介しました。
では、実際にこれらの要素をどのように伝えれば良いか、具体例を4つ見てみましょう。
順に解説します。
例文1.アルバイト
1つ目は、塾講師のアルバイトのガクチカです。
①経験
塾講師のアルバイトで生徒の成績をアップさせたことです。
②背景
私は、個別指導塾で中学生を指導していました。
担当していた学生は勉強嫌いで、宿題をしてこないのが日常茶飯でした。
そのため成績もなかなか上がらず、思い悩んでいました。
Point:苦悩した点・理由を端的に伝える
③課題点
課題は、彼が前向きに勉強に取り組むための環境づくりでした。
④アクション
そこで私が行ったのは、彼に目標を持たせることです。
彼は部活動に精力的に取り組んでいたので、それは何故かと考えたところ、県大会出場という目標があったからでした。
そのため私は、定期テストが終わる度に次のテストでは何点取る、といった目標を彼に決めさせました。
Point:行動だけではなく、なぜその行動を起こしたかも伝える
⑤結果・変化
その結果、彼は主体的に勉強的に取り組むようになり、定期テスト5教科の合計点が300点前後だったのが、回を重ねるごとに20点ずつ上がっていきました。
⑥経験からの学び
この経験から学んだことは、相手の気持ちを動かすには相手をよく理解することが重要である、ということです。
⑦仕事への活かし方
この経験を活かして、相手のニーズを正確に理解し、成果を出し続ける営業職になります。
Point:聞き手・読み手が頭の中で再現できる表現を用いる。
例文2.サークル
2つ目は、テニスサークルに関するガクチカです。
①経験
私は所属するサークルで、新入生の入会者数を増やすことに成功しました。
②背景
私はテニスサークルに所属しており、2年生の時に新歓イベントの企画に携わりました。
ここ数年間で入会者が減少していたため、新入生の勧誘には工夫が必要だと考えていました。
Point:ここで時間・字数を使うのは勿体ないので、簡潔に述べる
③課題点
課題は、新歓イベントに参加できる上回生の人数が少ないことでした。
④アクション
そこで私が起こしたアクションは、2つあります。
1つ目はスケジュール自体を参加人数が多くなるような時間に設定したこと、2つ目は早めに日程調整をして先輩達の予定を確保したことです。
何故かと言うと、新生活に不安な1年生たちは、自分と気が合う先輩や同じ学部・学科の先輩がサークルにいると安心し、入会してもらうきっかけになると考えたからです。
具体的には、4年生は日中就活で忙しいので夜に食事会を企画したり、早い段階で日程を決めて先輩の人数を確保するなどの工夫をしました。
⑤結果・変化
結果、先輩・後輩という繋がりを構築することに成功し、例年20人ほどの新入会者数が、その年は50人になりました。
Point:結果を定量的に伝えると成果が分かりやすい
⑥経験からの学び
この経験から学んだことは、周囲との連携の重要性です。
沢山の先輩に参加してほしい意図を共有し協力を要請したことで、思うような結果が得られました。
⑦仕事への活かし方
この経験を活かし、チームで動くことの多い貴社での業務で周囲と活発な連携を図り、より良い成果を出します。
Point:会社の業務や社風に合わせた活かし方を考える
例文3.ゼミ
3つ目は、経済学のゼミに関するガクチカです。
①経験
私は経済学のゼミでの研究に尽力しました。
②背景
所属する経済学のゼミでは、4人のグループで研究を行っています。
学期末には、その研究成果をゼミ内で発表することになっています。
Point:グループの人数などを伝えておくことで聞き手・読み手に状況を想像しやすくする
③課題点
その発表のために時にはゼミの時間外で集まる必要があったのですが、私のグループのメンバーは体育会の部活に所属している学生やゼミ以外のことで忙しい学生で、全員が集まることは困難な状況にありました。
④アクション
そこで私は、毎週のゼミの時間内で各々の宿題を決めることを提案しました。
来週までに済ませなければいけないことを洗いだし、それを宿題として4人で分担し、次回までに各自やってくる、という取り組みです。
⑤結果・変化
それを行った結果、研究を円滑にすすめることができ、ゼミ内発表会で成功を収めることができました。
⑥経験からの学び
この経験から学んだことは、進捗管理の大切さです。
いつまでに何をするのかを事前に考え、現時点でどこまで出来ているかを把握することで、限られた時間の中で工夫することができました。
⑦仕事への活かし方
私はこの経験を活かし、大きなプロジェクトに携わる貴社の業務でも責任を持って成し遂げます。
例文4.部活動
4つ目は、部活動のガクチカの例文です。
①経験
私は体育会の野球部で主将を務めました。
②背景
野球部はリーグ戦で他大学と試合を行っていましたが、スポーツで入ってくる学生が少ないため順位は毎年低くなっていました。
③課題点
新入生の数が少なく、ポジションごとの部員が少ないので故障が出たりすると試合に影響が出ることが多くなっていました。
④アクション
私は新入生に入ってきてもらうために、部独自のSNSをはじめ認知度を上げるようにしました。
⑤結果・変化
SNSでの認知度が上がった結果、オープンキャンパスや練習へ参加してもらう回数が増え、結果として新入部員を前年よりも増やすことができました。
⑥経験からの学び
それまで野球部はSNSなどの集客方法をあまり行っていませんでしたが、逆にそれが認知度を高めることとなり、枠にとらわれない発想の重要性に気づきました。
⑦仕事への活かし方
私は課題解決のために様々な切り口で解決策を考え、仕事でも成果に結びつくように取り組みたいと思います。
ガクチカで企業が見ているポイント3つ
企業が求めているポイントを押さえることで、あなたの情報がより的確に伝わります。
ポイントは以下の3つです。
- 思考のプロセス
- 人となり
- 会社にどのように貢献してくれるか
上から順に説明していきます。
1.思考のプロセス
ガクチカで見られるポイントは、思考プロセスであって結果を見ているわけではありません。
ガクチカで見られるポイントは、あなたが行動を起こすときに何を考え、何が問題だと感じてどういう行動を起こし、結果として何があったかという思考プロセスであって結果はあくまでついてきたものでしかないのです。
#1:企業から見れば学生の経験はどれも変わらない
企業からみると、学生間ですごいと思うような経験は大体大したことがないと判断されます。
例えば、学生時代にビジネスコンテストに参加し1位を取ったという人と、バイトを4年間続け、学生バイトのリーダーになったという人がいた場合、ビジネスコンテストで1位という方が響きはよく聞こえます。
しかし、企業としては、結果だけでなく、どうしてその結果が出せたのかという部分が知りたいので、結果で判断するということはありません。
また、ビジネスコンテストで1位といっても、所詮は学生の行ったビジネスコンテストで1位というだけなので企業から見るとそれだけで評価に値するわけではないというのが実情です。
学生の経験は企業からすると対して違わないので、学生時代に大した経験をしていない、結果を残していないといっても気にする必要はないのです。
大切なのは、あなたの経験や学びを通じて、あなたのポテンシャルを理解してもらうこと。
#2:主体性がある人が評価されるわけではない
企業は主体性がある、リーダーシップがある人間を評価しているというわけではありません。
むしろ、リーダーをサポートしてきた経験の方が企業に評価されることが多いです。
なぜなら、リーダーは自分がやりたいことを周りを巻き込んで実現していきますが、会社では上司や同僚の仕事を助け合って進めていくことの方が多く、サポート役が求められるシチュエーションの方が圧倒的に多いからです。
あなたがリーダーシップを発揮した経験がないと思っていても、サポート役として手伝った経験を、なぜサポートしたか、どのようにサポートしたかを伝えることで、企業から評価される自己PRを作ることができます。
2.人となり
2つ目は、人となりです。
人となりを見ているのは、組織に貢献してくれるような純粋で向上心がある人物かどうかを見ているからです。
例えば、その人のもつ能力や困難にぶつかった時の解決方法、他人との関わり方などです。
面接官に「この人は○○な人」という印象が残るように、アピールするポイントを絞りましょう。
#:注意点
人となりを伝えるときの注意点としては、自分の人の良さを伝えるというよりは、企業がどんな人を求めているかを考えて、その人物像にあった人となりが伝わるようにする点です。
あなたがどんなにいい人でも、企業が違う観点でいい人・雇いたい人を定義している場合には意味がありません。
どんな人を求めているかを意識して、エピソードを伝えましょう。
3.会社にはどのように貢献してくれるのか
3つ目は、会社にどのように貢献してくれるのかです。
面接官は、入社後活躍してくれる人を見極めようとしています。
自分の持つ能力は、実際の業務にどのように活かせるかを説明しましょう。
面接官の頭の中で入社後に活躍する姿をイメージできるように具体的に話すことが大切です。
#1:注意点
ここで注意しておきたいことは、大袈裟なことは言わないことです。
例えば、「このように、私には論理的思考能力と問題解決能力があります。貴社に入社した暁には…」のような仕事への活かし方を話そうとしていませんか?
あなたにそのような能力が本当にあったとしても、ESや面接でこのようなアピールをするのは危険です。
何故なら、社会人の先輩である企業の人に通用するとは限らないからです。
同じエピソードであっても、「物事を客観的に捉える力」など、言い方を工夫しましょう。
あくまで謙虚な姿勢で自分をアピールすることが大切。
以下の記事では、ガクチカと自己PRの違いを解説していますので、参考にしてみてください。
それでもガクチカがない方に!手早く作るおすすめの方法
ここまで、ガクチカは探せばきっと見つかるということ、ガクチカの材料の見つけ方、書き方をお伝えしました。
どんな学生であれ、必ずガクチカの材料になるものはあるはずです。
ただ、それでも過去の自分の経験に自信が持てないという人もいるでしょう。
そんな方のために、就活中、就活が迫っているというときでもガクチカの経験を作る方法を3つ紹介します。
企業は、現在進行している経験であっても評価してくれますので、積極的に行動を起こすことがおすすめです。
ガクチカが思い浮かばないなら就活のプロに相談しよう
実は就活生の2人に1人は就活のプロのサポートを受けています。
「就活しなきゃ。でも何をすればいいかわからない」
そんな方も、プロのアドバイスでやるべきこと進め方がクリアになります。
就活キャリアでは、プロが就活をイチからサポートします!
- あなたにおすすめの企業のリストアップ
- ES添削
- 面接対策
内定まで最短距離で進める方法を教えます。
\オンライン面談実施中!/
まとめ
この記事では、ガクチカがないという悩みを解消する方法を紹介しました。
この記事を通じて、ガクチカにそもそもすごい経験は必要ないこと、伝え方次第で企業の求める人材であるアピールが出来ることが理解できたと思います。
また、それでもガクチカがないという方は、今からできる3つの方法を使ってガクチカのエピソードを作るというのもいいでしょう。
自信を持って自らの経験を伝えらるよう、出来上がったガクチカを何度も書き直し、ブラッシュアップしていきましょう!