
【例文あり】なぜ面接で自己PRが聞かれるのか? 話し方のコツも紹介
「面接の自己PRって何をどう話せば評価されるのか分からない…」
「どんな質問に備えておけばいいのだろう」
このように面接の自己PRで何をどう伝えればいいのかお悩みではないですか?
面接での自己PRは、フレームワークを用いて7つの要素を含め、話し方を工夫するだけで面接官への印象がグッと上がるのです!
この記事では、面接での自己PRに含めるべき要素と例文、派生質問、伝え方のポイントを紹介します。
また、なぜ面接官が自己PRを聞くのかについて、評価ポイントを説明します。
この記事を読んで、あなたも面接を突破する自己PRを身に着け、内定を獲得しましょう。
面接での自己PRのフレームワークに関して、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
1.フレームワークを用いた自己PRの例文3つ
ここでは、上記の7つの要素を含めたフレームワークを用いた自己PRの例文を紹介します。
上の7つの要素を順番に含めて自己PRを作ることで、面接官にあなたの魅力が伝わり、入社後の活躍イメージを持たせることができます。
よくある自己PRの中で、部活、サークル、アルバイトの例文を紹介しているので参考にしてください。
(1)部活の自己PR
以下の記事では、部活経験をアピールする自己PRの例文を2つ紹介します。
役職・能力別に紹介しているので似ているものを参考にしてください。
- バレーボール部・キャプテン
- サッカー部・部員
(2)サークル活動の自己PR
以下の記事では、サークル活動をアピールする自己PRの例文を3つ紹介します。
系統・能力別に紹介しているので似ているものを参考にしてください。
- ハンドボール・業務効率化
- 弦楽器・リーダーシップ
- ランティア・危機管理
(3)アルバイトの自己PR
以下の記事では、アルバイト経験をアピールする自己PRの例文を3つ紹介します。
業種別に紹介しているので似ているものを参考にしてください。
- 飲食(居酒屋)
- 警備員
- 家庭教師
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2.自己PRで面接官が見ているポイント
ここまで、部活、サークル、アルバイトの自己PRの例文を紹介しました。
ここからは、面接官が自己PRのどんなポイントを見ているのかについて説明します。
評価ポイントを意識して、最大限自分をアピールできるように文面を工夫しましょう。
- アピールしている能力が企業でも活かせるか
- 考え方のプロセス
- 人となり
順に説明します。
(1)アピールしている能力が企業でも活かせるか
自己PRで面接官が見ているポイント1つ目は、アピールしている能力が企業でも活かせるかについてです。
面接官は、入社後活躍してくれる人を見極めようとしています。
自分の持つ能力が、実際の業務にどのように活かせるかを説明しましょう。
面接官の頭の中で入社後に活躍する姿をイメージできるレベルで具体的に話すことが大切です。
(2)考え方のプロセス
自己PRで面接官が見ているポイント2つ目は、考え方のプロセスです。
たとえいい結果を残していたとしても、発揮された能力に再現性がなければ意味がありません。
アクションを起こすに至った背景や理由を、面接官に伝わるように具体的に説明するようにしましょう。
あくまで、面接官が重視しているのは結果ではなく、その結果を導いた考え方のプロセスです。
(3)人となり
自己PRで面接官が見ているポイント3つ目は、人となりです。
人となりを見ているのは、会社に貢献してくれるような純粋で向上心がある人物かどうかを見ているからです。
例えば、その人のもつ能力や困難にぶつかった時の解決方法、他人との関わり方などです。
面接官に「この人は○○な人」という印象が残るように、アピールするポイントを絞りましょう。
3.類型別!自己PRの派生質問3つ
ここまで、自己PRで面接官が見ているポイントについて説明しました。
ここでは、自己PRの派生質問の3つの類型について、それぞれフレームワークを紹介します。
どれも7つの要素を含めたフレームワークを用いれば、簡単に面接官に響く回答を作ることができます。
- 【経験系】学生時代頑張ったことは?
- 【挫折・苦難系】あなたはこれまでの人生でどんな挫折を味わいましたか?
- 【長所・短所系】あなたの長所は? あなたの短所は?
順にフレームワークと例文を紹介します。
(1)【経験系】学生時代頑張ったことは?
自己PRの派生質問1つ目は、「【経験系】学生時代頑張ったことは?」です。
経験系の質問の回答には、これまでの経験を説明しながら、その経験から得られた能力・性格をアピールしなければなりません。
そのために、経験系の質問の回答には次の7つの要素を含めましょう。
- 経験
- 背景
- 問題点
- 施策
- 結果
- 能力・性格
- 仕事への活かし方
上の7つの要素を順番に含めて答えることで、面接官にあなたの魅力が伝わり、入社後の活躍イメージを持たせることができます。
実際に7つの要素を含めた例文がこちらになります。
①経験
私が学生時代に頑張ったことは、イタリアンレストランでのホールのアルバイトです。
②背景
ホールの従業員は全員、接客やレジ、ドリンクの用意など全範囲をカバーしており、必要な所に自分から動いていくスタイルでした。
Point:ホールのアルバイトの内容を具体的に説明しているところ
③問題点
ただ、このお店では、従業員3人だけで繁忙期には60名ほどのお客様の対応をすることが求められることもあり、従業員が少ないために、お客様のニーズに対応しきれないことがありました。
④施策
その中で、顧客満足を第一に考え、2つの行動を取りました。
1つ目は、優先順位を意識して、素早い行動をとるようにすることです。
2つ目は、従業員同士でのコミュニケーションをとることで、お客様に対して素早くサービスを提供することです。
⑤結果
こうすることで、繁忙期でも、少ない従業員で経営をスムーズに回せるようになりました。
⑥能力・性格
この経験から、追い詰められている中でも、一番大切なことを忘れず、現状を改善するスキルが身につきました。
⑦仕事への活かし方
仕事で様々な困難に直面しても、顧客目線を大切にし妥当な判断を下せるようになりたいです。
(433字)
他にも経験系の質問には、「今までで一番力を入れて取り組んだこと」や「他人に知らせたい経験」などがあります。
(2)【挫折・苦難系】あなたはこれまでの人生でどんな挫折を味わいましたか?
自己PRの派生質問2つ目は、「【挫折・苦難系】あなたはこれまでの人生でどんな挫折を味わいましたか?」です。
挫折・苦難系の質問の回答には、経験した挫折・苦難を説明しながら、その経験から得られた能力・性格をアピールしなければなりません。
そのために、挫折・苦難系の質問の回答には次の7つの要素を含めましょう。
- 挫折・苦難
- 背景
- 問題点
- 施策
- 結果
- 能力・性格
- 仕事への活かし方
上の7つの要素を順番に含めて答えることで、面接官にあなたの魅力が伝わり、入社後の活躍イメージを持たせることができます。
実際に7つの要素を含めた例文がこちらになります。
①挫折・苦難
私がこれまでの人生で経験した挫折は、大学受験に失敗し浪人したことです。
②背景
浪人した理由は、全国的に数が少ない学科があることと、1年目は学科に分かれていないため、学科を超えて自由に受講可能であるという特徴に惹かれたからです。
③問題点
私の課題は2次試験の得点が低いことでした。
④施策
そのため、学力向上のため3つの対策を取りました。
1つ目は、毎日の生活リズムを固定し、勉強時間や睡眠時間を一定にすることです。
2つ目は、長期計画と短期計画を細かくたてることです。
現役時代は、ゴールから逆算して計画を立てた結果、時間が足りず、すぐ解答を見ることがありました。
浪人時には、時間単位で計画を立てたり、調整日を設けたりすることで計画を実現しやすくしました。
3つ目は、科目ごとに苦手な分野を分析して克服することです。
Point:意図が分かりにくい部分を補足説明しているところ
⑤結果
その結果、徐々に成績が伸び、合格することができました。
⑥能力・性格
この経験から、目標に向かってコツコツ努力する能力が身についたと思います。
⑦仕事への活かし方
仕事をする際も、最初は上手くいかなくても諦めずに努力し、自分のカバー範囲を広げていきたいです。
(450字)
他にも挫折・苦難系の質問には、「チームで活動する中で苦労したことは?」などがあります。
(3)【長所・短所系】あなたの長所は? あなたの短所は?
自己PRの派生質問3つ目は、「【長所・短所系】あなたの長所は? あなたの短所は?」です。
長所・短所系の質問の回答には、まず長所・短所を示し、長所・短所が身についた過程を説明して、長所の再確認・短所をどう克服したかをアピールしなければなりません。
そのために、長所・短所系の質問の回答には次の7つの要素を含めましょう。
- 長所・短所
- 背景
- 問題点
- 施策
- 結果
- 長所の再確認・短所の克服
- 仕事への活かし方
上の7つの要素を順番に含めて答えることで、面接官にあなたの魅力が伝わり、入社後の活躍イメージを持たせることができます。
実際に7つの要素を含めた例文がこちらになります。
①長所・短所
私の長所は、起こり得るリスクを想像し、先回りしてリスクを回避できるところです。
②背景
この長所は、子どもと遊ぶボランティアサークルに所属し、遠足の企画準備を行う過程で身につきました。
③問題点
様々なリスクが存在する中で、子どもを預かる立場として安全面を第一に考え、3つのことに力を入れました。
④施策
1つ目は、企画の事前テストを行い、改善点を洗い出して改良するという工程を繰り返すことです。
2つ目は、会場と引率の下見をし、動線や歩道の左右どちらに寄って歩くか等細かいところまで決めることです。
3つ目は、起こりうるリスクへの対応を、事前に参加する学生に配る資料に記載し学生間で共有することです。
⑤結果
この結果、年5回の遠足では一人もけがをすることなく、子ども達に楽しんでもらうことができました。
また親御さんの口コミにより評判が広がり、前年度15人程度だった申込み人数が、私が担当した最後の遠足では35人にまで増加しました。
Point:具体的な数字を示し、変化を分かりやすく説明しているところ
⑥長所の再確認・短所の克服
この経験から、想定されうるリスクをつぶすための行動を取る力が身につきました。
⑦仕事への活かし方
業務のリスク面を理解し、リスクを洗い出した上で業務を正確に遂行していきます。
(468字)
他にも長所・短所系の質問には、「他人から言われる長所・短所は?」などがあります。
設問タイプを見極め、面接官の質問と自分の回答がずれないようにしましょう。
4.面接で伝わる話し方のコツ
ここまで、自己PRや派生質問の回答を作るための方法を説明してきました。
しかし、どれだけいい文章を作ったとしても、面接官に伝わらなければ、意味がありません。
ここからは、自己PRを面接官に伝えるために効果的な話し方のポイントを説明します。
自分の話し方を録音や録画して確認してみましょう。
- 語尾まではっきりと発音する
- 口癖を挟まない
- 抑揚をつける
- 目を見て話す
- 無駄な動作をしない
順に説明します。
(1)語尾まではっきりと発音する
面接官に伝わる話し方のポイント1つ目は、語尾まではっきりと発音するということです。
語尾を曖昧にしてはっきりと発音しないと、面接官に自信がない印象を与えてしまいます。
また、語尾を伸ばした言い方をすると、賢くない印象を与えてしまうでしょう。
「~です/ます」まで言い切ることを意識しましょう。
語尾は短くはっきりと発音することがポイントです。
(2)口癖を挟まない
面接官に伝わる話し方のポイント2つ目は、口癖を挟まないということです。
口癖が入ると、面接官は話を聞きとりにくくなりますし、印象も良くありません。
限られた時間で最大限自分をアピールするためにも、口癖でタイムロスするのはもったいないです。
「えー」などの口癖をなくしましょう。
口癖をしていないかどうか録音して確認すると良いでしょう。
口癖が出そうな時は、一瞬黙ることを心掛けてみてください。
(3)抑揚をつける
面接官に伝わる話し方のポイント3つ目は、抑揚をつけるということです。
どれだけすごいことをしていても、面接官に伝わらなければ意味がありません。
強調したい内容の部分を、少し声を大きくゆっくりと話しましょう。
自己PRの数字や結果の部分など、最も伝えたいメッセージに重きを置くことがポイントです。
(4)目を見て話す
面接官に伝わる話し方のポイント4つ目は、面接官の目を見て話すということです。
目を見て話すことが難しい人は、面接官のネクタイを見るようにしましょう。
視線が泳いでしまうと、落ち着きがない印象を与えてしまいます。
面接官と目を合わせて話すだけで、話の内容や熱意が伝わりやすくなるのです。
しっかりと視点を定めて話し始めるようにしましょう。
(5)無駄な動作をしない
面接官に伝わる話し方のポイント5つ目は、顔以外の部分の無駄な動作をなくすことです。
面接官の注目が、話の内容より動作の方になってしまいます。
貧乏ゆすり、髪や顔を触るのはやめましょう。
これは、面接だけでなく、グループディスカッションなども同様です。
顔以外に注目がいかないように、無駄な動作はしないことが大切です。
自分が無駄な動作をしていないか録画して確認するようにしましょう。
また、体が動いてしまうという人は、ジェスチャーを使うようにしましょう。
ここまでの話し方のポイント5つを抑えた動画がこちらになります。
録画した自分の自己PRと比べてみて、伝わりやすい話し方の練習をしてみましょう。
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5.まとめ
この記事では、面接での自己PRに含めるべき要素と例文、派生質問、伝え方のポイントを紹介しました。
フレームワークを用いて自己PRを作成し、面接官に伝わるように何度も録音などして練習してみてください。
この記事の内容を実践して、面接官が納得する自己PRをし、内定獲得を目指しましょう。
また志望動機の書き方については、こちらの記事をご覧ください。